はじめに AWS上で仮想ネットワークを構築できるAmazon VPCは、多くのAWSサービスが動作する基盤となる、非常に重要かつ多機能なサービスです。 多機能ゆえに公式ドキュメントやネット上の記事も断片的な機能の解説が多く、全体像を把握することが難しいサービスとも言えます。 そこで本記事はVPCの全体像を理解できるよう、各機能のつながりや動作原理を丁寧に解説し、 「VPC界の百科事典」 (あくまで例えですが…笑) となるような記事を目指したいと思います。 【追記】 実践編の記事を追加しました VPCの実画面での構築方法は、以下の別記事にまとめました。「VPCを実際に触ってみたい!」という方は、こちらもご一読いただけると嬉しいです。 VPCとは 「Virtual Private Cloud」の略で、クラウド上に仮想的なネットワークを構築するためのサービスです。 例えば、オンプレ環境でWebア
Google Cloud Platform─プレミアムティアとスタンダートティアネットワーク ウェブサイトの高速化が不可欠な今日、表示速度のミリ秒がビジネスの勝敗を決めると言っても過言ではありません。Kinstaは販売、コンバージョン、ユーザー体験、そしてユーザーエンゲージメントにいかにサイト速度が影響を与えるかについて、独自に調査を行いました。 前置きとして、サイトの高速化はオンサイトオプティマイゼーションが鍵を握りますが、サイトを支え、サイトと訪問者をつなぐハードウェアとネットワークインフラも非常に重要であることは念頭においてください。 Googleがネットワークインフラストラクチャに多額の投資を行っている理由、そしてGoogle Cloud Platform(GCP)のプレミアムティアネットワークとスタンダードティアネットワークの違いについてご紹介します。 帯域幅とレイテンシ(ホステ
情シス担当者なんていない 現在、nanapiは社員数30名弱くらいの会社規模です。アルバイトさんを含めると70名くらいになりますが、そのうちエンジニアは私を含めて8名。このくらいの会社の規模だと、まだ情シス的な仕事を専門的にやるような人はいません。 当然、ネットワークの専門家もまだ弊社にはいないので必然的にエンジニアの誰かがこのあたりを担当することになります。ベンチャーにおいてだいたいの場合、こういった技術的な行き場の分からない仕事ってのはCTOがやるもんです。 しかし、情シス的な仕事って本当に難儀な仕事。動いてて当たり前、高速で当たり前、ちょっとでもネットワークが遅くなるものならその時点ですでに障害です。 外注するという選択肢もありますが、何かしら社内でネットワークのトラブルがあれば少なくともその瞬間はたぶん僕が対応するなり調査するなりすることになります。どうせそうなるのであれば、自分で
Rentioのカミヤです。先日、新しい物流拠点設立に伴うネットワークの構築を行いました。 社内に専任のコーポレートエンジニアがいる会社は別ですが、うちくらいの規模(執筆時点ではおよそ全体で50人規模、うち開発チームは業務委託含めて8名)のスタートアップであれば開発チームの誰かが通常業務の傍ら取り組むのが一般的なのではないかと思います。当社も例にもれず専任のコーポレートエンジニアがいないため、普段はアプリケーション開発がメインの@s_osa_さんに業務委託として協力いただきながら構築しました。ありがとうございました🙇🏻 私もこれくらいの規模のネットワーク構築は経験がなく、貴重な経験だったので記録として文章に残しておきたいと思います。 ネットワーク要件定義今回の要件を整理するとこんな感じです。 ・延べ床面積約500坪の拠点新設(既存営業所も継続営業) ・全従業員の業務効率に直結するため高速
会社でフルリモート体制が築かれるにつれ、各スタッフの自宅の回線などについての相談を受けることが増えてきました。ということで、筆者 sorah の見解として 2020 年の NTT フレッツ光網について、主に通信速度や輻輳についての問題を理解するための背景と仕組みを説明しようと思います。 理解が間違っていたら教えてください。なるべく総務省や NTT の資料からソースを集めてきた上で説明していますが、出典不明の情報も混ざっているかもしれません。できるだけ具体的な出典を文単位で示していますが、複数の資料に渡る複雑なトピックに関しては文末に纏める形になっています。 技術的な意味での細かい解説よりも複雑な事情や背景の説明が中心です。フレッツ光とか NGN とか IPoE とか IPv6 とか v6 プラス・アルファみたいな言葉を聞いて、なんでそんな難しいんだと思った人も多いんじゃないでしょうか。エン
こんにちは、Wantedly の Infrastructure Team で Engineer をしている南(@south37)です。 先日は、「gRPC Internal」というタイトルで gRPC の設計と内部実装についてブログを書きました。 こんにちは、Wantedly の Infrastructure Team で Engineer をしている南(@south37 )です。 今日は、WANTEDLY TECH BOOK 6 から「gRPC Internal」という章を抜粋して Blog にします。 「WANTEDLY TECH BOOK 1-7を一挙大公開」でも書いた通り、Wantedly では WANTEDLY TECH BOOK のうち最新版を除いた電子版を無料で配布する事にしました。Wantedly Engineer Blogでも過去 この gRPC ですが、Wantedly
ども、初老丸です。 tl;dr Linux において tc コマンド(Traffic Control)使ってネットワーク遅延やパケットロスを疑似的に発生させることが出来るとのこと。今まで tc コマンドの存在すら知らなかったペーペーで恐縮だが、参考サイトをまねて遅延やパケットロスを発生させてみたい。 メモ 参考 http://linux-biyori.sakura.ne.jp/setting/st_netem.php http://labs.gree.jp/blog/2014/10/11266/ man tc 以下の環境で試す。 $ cat /etc/lsb-release DISTRIB_ID=Ubuntu DISTRIB_RELEASE=14.04 DISTRIB_CODENAME=trusty DISTRIB_DESCRIPTION="Ubuntu 14.04.2 LTS" ひとまず
2009年2月17日にインターネットが壊れました。 今回の障害はチェコのISPが出してしまった経路情報によって世界各地のルータが機能不全に陥るという事態へと発展したようです。 先日の記事で、流れた経路情報の詳細などを紹介しましたが、「BGPとは何か?」や「そもそもルーティングとは何か?」を知らなければ何を言っているのか意味不明な解説記事だったと思います。 そこで、今回は「インターネットの仕組み」そのものを解説しながら「何が起きたか?」を解説しようと思います。 対象としている読者は、IT系の知識はあるがIPによる通信そのものに関しての知識は無いエンジニアです。 なお、本来ならば正確さを確保するために解説すべきである細かい点は、あえて解説しないようにしているのでご注意下さい。 そもそもインターネットとは何か? まず、最初に「インターネットとは何か?」を説明したいと思います。 Inter-net
UPDATE:I’m in the process of migrating my most popular articles and writing some new posts over at redflagsecurity.net. See the latest version of this post at this link. Intro Most IT people are somewhat familiar with Wireshark. It is a traffic analyzer, that helps you learn how networking works, diagnose problems and much more. One of the problems with the way Wireshark works is that it can’t ea
最近知ったんだけど、かなり便利くね?もしかして常識? http://ngrep.sourceforge.net/ http://www.atmarkit.co.jp/fsecurity/rensai/securitytips/027ngrep.html installにはlibpcapがいる。 http://downloads.sourceforge.net/libpcap/ もしくはepelリポジトリからyumでinstallする。 # yum install -y --enablerepo=epel ngrep 追記 今更知ったけど、ASCIIで表示するだけならtcpdump -s0 -A だけで良いので(ngrep -W byline とほぼ同じ?)、grep 的なことしないならtcpdump で十分な気がする。 man tcpdump -A Print each packet (m
■速度測定サイトへの接続方法 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、新潟、山梨、長野エリアのお客さまは、サービス情報サイトに開設している「エリア内速度測定サイト(首都圏用)※2」をご利用ください。 サービス情報サイトへの接続方法について 注: 茨城、栃木、群馬、新潟、山梨、長野エリアのお客さまのご利用方法が変更となりました。 北海道、青森、岩手、秋田、宮城、山形、福島エリアのお客さまは、サービス情報サイトに開設している「エリア内速度測定サイト(首都圏用)」のほか、「エリア内速度測定サイト(北海道・東北用)」をご利用いただけます。詳しくは下記 【接続方法】 をご覧ください。 【接続方法】 「エリア内速度測定サイト(北海道・東北用)」に接続するには専用の設定(以下の内容)が必要です。 「Bフレッツ ハイパーファミリータイプ」、および「Bフレッツ マンションタイプ」をご利用いただいているお
cgroups の net_cls と tc を使えばできる。 http://blog.livedoor.jp/aspplus/archives/51842032.html に書いてあるとおりで良いようだ。 ただし、このページにも書いてあるとおり、 tc filter の記述は謎がある。しかし、このとおりに書けば期待通りになる。 なお、 filter の最後の cgroup を別の文字列に置き換えると動かないため、意味のある文字列として扱われていることは https://www.kernel.org/doc/Documentation/cgroups/net_cls.txt を読むと iptables も必要そうに読めるが、実際には不要だった。 結果の測定は iperf を使えば良い。 コマンドの実例は以下のとおり tc qdisc del dev eth0 root tc qdisc a
こんにちは!サイバーエジェント アドテクスタジオ新卒の黒崎 (@kuro_m88) と申します。 Dynalystというチームに配属され、一人前のサーバサイドエンジニアになるべく修行をしています(`・ω・´)最近はScalaを書くことが多くて、Sparkで大量のログを集計するバッチの開発をしています。ほぼ100%AWSで構成されているプロダクトなので業務でネットワークの運用もしませんし、構成の事を意識する事はあまりありません。 そんな中でネットワークの事が知りたくなったのは、広告の配信に関わる開発をしてみて、広告の配信の仕組み自体も技術的にめちゃくちゃ面白いんですが、それと同時に自分たちのサーバから広告が表示される端末までの間がどうなってるのか気になってしまったのがきっかけです。学んでいくにはやはり手を動かすのが一番ですよねo(((^^)))o
I used IPTraf, Iftop, vnstat, bwm-ng, ifconfig -a. None of them is helping me to find real-time packets that are being sent/received from my application in KB or MB format. The reason is I am writing an application, where I need to be very sure my compression is correct, but I can't test to move forward. What I can use to track very specific and accurate real-time network statistics?
ネットワークの帯域制御は用途や手段に応じて様々な手段が存在する。 今回は、Linux 環境下で trickle を使ってプログラム単位でアドホックに帯域制御する方法をメモ。 trickle とは ユーザースペースで動作するトラフィックシェイパー ダイナミックローダーのプリローダー(LD_PRELOAD)を利用して socket の送受信に割り込んでトラフィックを制御 プログラム単位で制御 trickle をインストール RedHat Installation epel レポジトリからインストールする # yum info trickle ... Installed Packages Name : trickle Arch : x86_64 Version : 1.07 Release : 19.el6 Size : 89 k Repo : installed From repo : epe
One of my favorite tools Lanscan has always been apart of the toolset I use to help manage networks and I never really thought about leaving a review until I ran into another networking tool and realized how great it was over the 5 years of me using it. I never had a problem paying out in supporting the developers over these years (Even when they moved licenses around a few years back but they sti
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