夫婦別姓(氏)に向けた民法改正の論議はもう数十年続いているが、未だ別氏のままでは“法律婚”が認められていない日本。慣習として多くの人が夫の姓を名乗る法律婚になっているが、自分の苗字を名乗りたい、または名乗っているという男性にその理由を尋ねると、「大した理由はない」という人が多いことが、「結婚と苗字に関するアンケート調査」(ワタベウェディング・京都市)で分かった。 20〜40代の既婚、未婚の男女400人を対象にした調査。「結婚後、自分と結婚相手どちらの苗字を名乗りたいですか?または名乗りましたか?」と質問したところ、未婚男性では82%が自分の苗字を名乗りたいと答え、実際、既婚男性の91%が自分の苗字を名乗っていた。もっとも、その理由(自分の苗字を名乗りたい、名乗っている理由)をたずねると、「特に理由はない」とした人が最も多く、次いで「男だから」という回答が続いた。 一方、未婚女性の34%が自