違法薬物に手を出していた湯浅さんが、当時ハマっていたのが「薬物を摂取して観るアニメ」だったという。マジックマッシュルームを食べた後、アニメ映画「シュレック」のお姫様の映像を目にし、そのあまりの美しさに我を忘れたのだという。 「毒キノコ(マジックマッシュルームの俗称)に向精神薬に覚醒剤。なんでもやりました。LSDも印象的ですね。幻覚が別格に楽しかった。 当時流行していた『新世紀エヴァンゲリオン』で、主人公の碇シンジの手の甲から綾波レイがたくさんでてくるシーンがあるんですが、LSDをやって見ると、その数が更に増える。『攻殻機動隊』では光学迷彩という人が消えるスーツがあるのですが、LSDをやっていると消えたはずのその人の実体が見えるんです。私ってすげーって。 小指の先くらいの紙片に染み込ませてあったLSDは1枚2万円くらいして、金はかかりましたが、金払いのいいヤクザによくモテたので、何とかなって