最近は「Internet of Things(モノのインターネット)」なる言葉が流行し始めた。あらゆるモノがインターネットにつながる夢の世界が語られるが、そこにはセキュリティのリスクも存在する。それを実感する出来事が筆者の身近なところで起きたのだ。 今回は、2013年の暮れに筆者が遭遇したある経験をお伝えしたい。それは複数の事案が偶然にも重なって、「Internet of Things(モノのインターネット)」のセキュリティリスクを考えさせられたものであった。 サーバ導入で気になったIPv6 出来事の1つは、筆者がコンサルティングをしている某中堅企業の情報システム部門でのことだ。そこでは保守契約の期限が迫るサーバの更改で、どんな機種を導入するか、多方面から検討されていた。詳細は割愛するが、その検討項目の中に「IPv6対応」というものがあった。これを見て筆者は、「今どきIPv6に対応していな