同じ「消臭芳香剤」でも、使用する空間に合わせて消臭技術、消臭成分、香料成分などが使い分けられています。「トイレ用」と「お部屋用」の消臭芳香剤から、その違いを見ていきましょう。 空間ごとに原因の異なるニオイを、効率的に消臭 まず、トイレとお部屋では、悪臭の原因が異なります。例えば、トイレに漂う悪臭は、排泄物に含まれるアンモニアや硫化水素といった成分が原因です。一方、お部屋に漂う悪臭の原因は、体臭や汗のニオイに由来するイソ吉草酸や、タバコのニオイ(アセトアルデヒドなど)、生ゴミのニオイ(メチルメルカプタンなど)、さらには、家具や畳、花、食品などのニオイが混ざりあった「複合臭」です。 消臭芳香剤は、それぞれの空間の悪臭に対して最も効果的な消臭成分や香料を使用しているので、異なる場所で使用した場合、充分に効果を発揮できないことがあるのです。 空間の広さや滞在時間の違いなどに合わせた設計 トイレは1