「ウイルス対策ソフト死亡」発言 本人に理由を聞いてみた:FOCUS 2015 Security Conference Report 2014年5月、当時セキュリティ企業の幹部だったブライアン・ダイ氏は、米紙Wall Street Journalのインタビューに「ウイルス対策ソフトは死んだ」とコメントし、ウイルス対策ソフトへの信頼に関わる問題として注目を集めた。現在はIntel Securityでコーポレートプロダクト担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務める同氏に、発言の真意やセキュリティビジネスの方向性などについて話を聞いた。 ―― 「ウイルス対策ソフトは死んだ」発言の真意は何でしょうか。 ダイ この発言で数多くの顧客を驚かせてしまいました。アンチウイルスはいまでも有効な技術ではありますが、脅威全体の40%ほどしか検出できず、エンドポイントを保護するための1つの部品に過ぎません