2008年に発生した秋葉原通り魔事件の犯人であり、一審二審ともに死刑判決を受けた加藤智大被告(最高裁に上告中)の実弟が自殺していたことが、週刊現代の取材により明らかになった。 週刊現代の記事によると、加藤被告の弟は生前に「自分は犯人の弟で、加害者の家族は幸せになっちゃいけない」「死ぬ理由に勝る生きる理由がない」といった言葉を残したという。 秋葉原通り魔事件は、通り魔事件としては犠牲者数が最も多く、発生当初から各メディアの報道が加熱していた。記者達は家族・同級生・職場・地元民......と、思い付く限り取材対象を広げ、連日に渡って報道を続けていたが、その陰で人生を無茶苦茶にされ、自ら命を断つまでに追い込まれていた人間がいたのである。 おそらくマスコミはこの"情報"すらも消費しようとし、何が理由でこのような不幸な結末に至ったのか考えもせず、正義感ぶってみたり、気色悪い同情の言葉を並べながら、視