野尻町の観光施設「のじりこぴあ」にある美尻(みしり)神社が、女性の尻をかたどった像を撤去し、近く閉鎖されることが決まった。女性蔑視(べっし)との批判を受けたためで、施設は「無用な誤解や摩擦は避けたい」と説明している。 施設を運営する町の第3セクター「ハーメックのじり」によると、批判を受けたのは、境内にある木彫りの像2体。男性が美しい女性の尻を触ったところ、子どもが生まれたという神話にちなんで、安産や縁結びの神として2007年4月に建立した。 来場者からは「ユニークで面白い」と好評だった一方で、「女性を差別、軽視している」との意見も寄せられていたという。 施設で5日、神社を閉鎖するための神事があった。像や神社の由来を書いた看板なども近く撤去するという。同社社長を務める吉田哲幸・副町長は、「神社は町おこしを目指し、『美』しい女性と野『尻』をもじって作ったもので、差別的な意図はなかった。不快に感