大阪府寝屋川市の自宅で柿元愛里さん(33)が両親に監禁され、やせ細った状態で死亡した事件で、柿元さんが小学6年生の頃に医療機関で精神疾患と診断されていたことが、捜査関係者への取材でわかった。 しかし、柿元さんは、寝屋川市の福祉部門に要支援対象者として把握されておらず、ケースワーカーの支援を受けていなかった。府警は、両親が、行政とのかかわりを避けていた動機についても詳しく聞く。 捜査関係者などによると、父親の泰孝(55)、母親の由加里(53)両容疑者(死体遺棄容疑で逮捕)が、長女の柿元さん、次女の4人で現在の自宅に転居してきたのは1995年。柿元さんは当時、小学5年生で地元の小学校に通っていた。