「社会的ひきこもり」と呼ばれる人が日本に約100万人いるという。その形態はそれぞれ背景によって異なり千差万別だ。ひきこもりから脱した2人にその経験を語ってもらい、2回に分けてリポートする。1回目は「ひきこもりUX会議」などの中心メンバーで自助会運営や啓発のためのイベントを開催している林恭子さん。2回目は「ヒューマン・スタジオ」を設立し、相談業務や家族会を行っている丸山康彦さん。執筆は、自らもひきこもり状態を経験し、現在は仕事のかたわら『ひきこもり新聞』の編集部員をつとめている石崎森人氏。 【画像入り記事はコチラ】 林 恭子 HAYASHI Kyoko 横浜市在住。高2で不登校。20代半ばまでひきこもりを経験。信頼できる精神科医や「ひきこもりについて考える会」での多様な人々との出会いを経て、30代半ばで回復に向かう。現在は、NPOでアルバイトをしながら「ひきこもりUX会議」「新ひきこもりにつ