斎藤環 「脳はなぜ心を記述できないか」 講演レポート 日時: 3月6日(火) 14:00−16:00 場所: ユメンヌホール(大阪大学人間科学部東館 2階 207講義室) 概要: 脳科学ブームの昨今、脳で人間の心や社会が説明できるかのような言説がまかり通っている。 しかし実際には、現時点での脳科学は、人間の心や行動を整合的に説明できる学問たりえてはいない。 精神医学者アンリ・エイは、脳の障害と精神症状との間にギャップがあることをふまえて「器質−臨床的隔たり」と呼んだ。 この指摘はいまこそ有用である。 「階層性−非階層性」をキーワードとして、脳科学による心の解明において、設定されるべき限界について述べる。 聴講してきました。 同講演に参加されていた、谷川茂氏(双風社): 「斎藤環さんのセミナーにいってきました」 以下、音声ファイルや配布されたレジュメなどを元に、大まかな記録をアップします。
シュレーディンガーの猫の核心を、初心者向けに、ごく簡単に示す。 (核心をざっと理解したあとで、表紙ページに記した各ページを読むとよい。) (ただし、下記の ★ をあらかじめ読んでおくといいだろう。) ※ 「量子力学のミクロとマクロ」 という注釈ページを追加した。( 2006-06-30 ) ※ 「「シュレーディンガーの猫」の破綻」 ★ を追加した。( 2007-09-02 ) 【 エピソード1 】 男が女に求婚した。 「きみが好きだ。結婚してくれ」 しかし女は迷った。 「困ったなあ。あなたのこと、半分だけ好きなの。半分だけなら、結婚してもいいわ」 「半分結婚なんて、ありえないよ。結婚するか、結婚しないか、どっちかだ。どっちにするか、とにかく決めてくれ」 「そんなこと言っても、半分好きなんだから、しょうがないでしょ。決められないわよ」 白黒で決められないものを、白と黒のどちらかに無理に決めよ
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