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ブックマーク / usurabaka.exblog.jp (8)

  • 山本君と発泡酒を飲んだこと | 清野のブログ

    先日、山君からこの様なメールが届いた。 お願いされたからには、その願いを叶えなければならない。 俺には叶える義務があると思っている。 で、その日の夜、うちの近所のファミレスに山君を呼び出した。 山君より先に着いた俺は、発泡酒を注文し、 一足お先に一杯やっていた。 そして主役の山君が到着。 最近視力の低下した山君は、メガネを掛け始めたようだ。 「低下するのは残金だけにしとけよ」 なんて酷いこと、優しい俺にはとてもじゃないけど言えません。 山君は、全速力で自転車を飛ばしてきたのか、全身汗ダラダラで、 俺の発泡酒を羨ましそうに見つめている。 しかし、この時山君は200円しか持っていなかったので、 発泡酒はおろか、ドリンクバーさえも注文する事はできなかった。 そんな山君を肴に飲む酒の、うまいことうまいこと。 俺も鬼じゃない。 発泡酒を奢ってやるくらいの優しさは持っている。 でもすぐ

    山本君と発泡酒を飲んだこと | 清野のブログ
    FUKAMACHI
    FUKAMACHI 2008/10/26
    すげえ
  • 俺がアイツでアイツが俺で | 清野のブログ

    現在webで公開中の『青春ヒヒヒ』を、まだヤンジャンで連載してた時、 つまり、まだ俺が漫画家だった時のエピソード。 (http://comics.yahoo.co.jp/bin/search?sk=br&p=%C0%B6%CC%EE%A4%C8%A4%AA%A4%EB) ヤンジャンの巻末もくじには、毎週編集部から作家への質問があって、 連載しているからには俺もそれに答えなければならなかった。 当にどうでもいい些細な質問なのだが、この返答には毎回悩まされた。 ギャグ作家という事で、担当からはトンチのきいた愉快な答えを求められる。 俺は原稿だけで一杯一杯なので、質問にまで頭が回らない。 でも担当は電話で容赦なく答えを求めてくる。 『オススメの花見スポットは?』というその週の質問に、 俺は適当に『ムネオハウス』と答えた。 今考えると別に面白くもなんともない、適当にも程がある適当な答えである。

    俺がアイツでアイツが俺で | 清野のブログ
  • 初めての死体⑥ : 清野のブログ

    無残に引き千切られた肉片の数々が すごい量の血と共に、線路の至る所に散らばっていた。 丸見えにも程がある・・・そのくらい丸見えだった。 死体。初めて見る、死体。 人は電車に跳ねられたら、こうなってしまうのか。 バラバラになった礫死体を、俺は舐め回す様に観察した。 よく見ると、バラバラになった肉片の中に、顔の一部らしきものを発見した。 白髪交じりの頭から察するに、どうやら飛び込んだのは、初老の男性の様だ。 顔だけじゃなく、足や手など、原型をとどめたパーツが目に入る。 ふと自分の足元を見ると、なんとこんな所にまで男性の肉片が・・・。 危うく踏む所だった。 不思議だったのが、恐怖心や気持ちが悪いという感情が一切起きなかった事だ。 自分でも驚くくらい冷静に、事の顛末を見届けていた。

    初めての死体⑥ : 清野のブログ
  • 三日目の大惨事~私達どうなるの!?~(前編) | 清野のブログ

    一度雑誌に掲載されたきりで、単行に収録されず、 埋もれたままになっている昔の読切作品が、腐る程ある。 ってゆーか、腐ってる。 ってゆーか、載る前から既に腐ってた。 そんな昔の漫画を、実験的にここにアップしようと思うので、 暇な人は読んでみて下さいまし。 人に読まれてこその漫画。 たまにアップしていこうと思います。 昔の作品なので、けなされても全然平気でーっす。

    三日目の大惨事~私達どうなるの!?~(前編) | 清野のブログ
  • 山本君 | 清野のブログ

    幼馴染の山君が、金の事で俺に泣きついてくるのは、 今に始まった事ではない。 もう10年以上も前から、こうして俺に泣きついてくるのだ。 その度に俺は山君に金を貸す。 別に困ってる山君を助けたいとか、 小学校1年以来の付き合いだからとか、 そういった友情的な奇麗事で貸す訳ではない。 俺が楽しむ為、つまり俺の為に貸すのだ。 俺が山君だったら、俺は俺から絶対借りないだろう。 しかし残念ながら、俺は山君じゃないし、山君は俺じゃないので 今日も今日とて山君は俺に金の無心をしに来るのだ。 そんな山君の事が、俺は大好きなのである。 それでは、今まで山君に行ってきた数々のヒドい貸し方をご紹介。 ① ある日の夜、山君がうちに金を取りにきた。 俺は財布から金を取り出し、「ハイ」と手渡す素振りをし、 山君が受け取ろうと手を差し伸べた瞬間、札を地面にパラパラと落とす。 「拾え」 そう山君に命

    山本君 | 清野のブログ
  • 赤羽の赤い老人 | 清野のブログ

    赤羽には、全身を「赤」で覆い固めた異様な老人がいる。 この人物に関してはホームぺージの日記で長年に渡ってマークし続けてきたのだが、 その全記録を順を追って整理してみようと思う。 この人を、いや、この事件を、人々の記憶から風化させてはならない。 第一章【赤との遭遇】 最初にカレを見かけたのは、確か2004年の元旦の事だったと思う。 お正月の赤羽を、一人フラフラしていると、こんな人が視界に飛び込んできた。 俺は思った。 「・・・赤っ!」 一応記念に写真に残しておいたものの、 その後しばらく遭遇する事もなかったので、 俺の記憶から徐々に薄れていった。 第二章【赤との再会】 時は流れ、2006年・夏 お金を引き出す為に赤羽の銀行に入った時、 こんな人が視界に飛び込んできた。

    赤羽の赤い老人 | 清野のブログ
  • 早川君 | 清野のブログ

    小学校に入学して、最初に友達になったのが早川君だった。 早川君は昆虫博士で、よく一緒に虫を捕りに行っては 昆虫の知識を教えてくれたものだ。 放課した後も、公園で泥まみれになって走り回ったり、 近所のガケを探検したりと、毎日の様に遊んだ。 早川君と俺は、親友だった。 そんなある日の休み時間のこと。 俺は、クラス一のカワイ子ちゃんであるT子ちゃんと 教室でふざけあっていた。 小学校低学年の男子は、気になる女子にちょっかい出したがるもんである。 思えばこれが俺の初恋の相手だったかもしれない。

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    FUKAMACHI
    FUKAMACHI 2008/01/20
    この面白さは異常。
  • 本日のおじさん・3 | 清野のブログ

    赤羽駅高架下に広がる巨大ショッピングモール。 そこは通称「アルカード」と呼ばれ 赤羽で最もオシャレな店が立ち並ぶ一角である。 アジアン雑貨を取り扱うシックでエレガントなお店や、 高価な輸入家具を専門に取り扱うお店、 それだけならまだしも、甘いスウィーツを出しやがる、 紅茶の美味しい喫茶店まであるではないか。 正直俺は、あまりこのアルカードの雰囲気が得意ではない。 なぜなら俺は、オシャレではないからだ。 そんなオシャレな空間を全否定すべく、一人の勇気あるおじさんが立ち上がった。

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    FUKAMACHI
    FUKAMACHI 2008/01/01
    うわ! すげえ! すげえブログだ!!
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