ジンロの瓶を27本空け… 大相撲の第64代横綱で総合格闘家やプロレスラーとしても活躍した曙太郎さんが今月上旬、心不全のため54歳の若さで死去した。およそ7年間もの長きにわたった入院生活や、元気だった頃の豪快すぎる人柄について、かつてのパートナーたちに話を聞いた。【前後編の後編】 *** 【写真を見る】元横綱が人気漫画「ワンピース」のコスプレで入場した懐かしい姿や、初代タイガーマスクとの試合 曙さんのビジネスパートナーとして、かつて飲食店「曙ステーキ」を共同経営していた実業家の二瓶一将氏(58)は、彼の豪放磊落(らいらく)さをこう振り返る。 「曙はとにかく飲む。糖尿病を患いインスリン注射を打っていましたが、それでも飲んでいた。ジンロの瓶を27本空けて上機嫌になり、20人くらいはいたホステスさん一人ひとりに1万円札を手渡したこともありました。しまいには“男たちも並べ”と言い出し、系列の別店舗か