かつての日本新党と希望の党の違いについて、「戦後民主主義の延長線上にあったし、選挙後に自民と連立するなどと言い出す空気すらなかった」 (c)朝日新聞社 間近に迫った衆院選を、小説家・高村薫さんはどう見るのか。インタビューで聞いた。 【写真】パリでまさかの続投宣言をした小池百合子希望の党代表 * * * 今回の総選挙をメディアは3極が争う構図と報じていますが、違います。小池百合子代表が自民との連立に言及した時点で、希望は完全に「第2自民党」になった。選挙協力する維新は、元々官邸と極めて近い関係にある。自公プラス希望・維新は右派、そして、瓦解した民進から希望に合流しなかった立憲民主は枝野幸男代表を除き明確に左派です。中道がない2極構図になった。私も含めて有権者の概ね半分は、政治的には穏健な中道のはずですが、その人たちが票を投じる先がない。 小池さんはとことん権力ゲームが性に合っているのでし
File Not Found. 該当ページが見つかりません。URLをご確認下さい。 お知らせ 事件・事故のジャンルを除き、過去6年分の主な記事は、インターネットの会員制データベース・サービスの「京都新聞データベース plus 日経テレコン」(http://telecom.nikkei.co.jp/public/guide/kyoto/)もしくは「日経テレコン」(本社・東京 http://telecom.nikkei.co.jp/)、「ジー・サーチ」(本社・東京、 http://www.gsh.co.jp)のいずれでも見ることができます。また、登録したジャンルの記事を毎日、ネット経由で会員に届ける会員制データベース・サービス「スカラコミュニケーションズ」(本社・東京、http://scala-com.jp/brain/) も利用できます。閲読はともに有料です。 購読申し込みは下記のページから
髙村薫さんは、最も好きな作家のひとりだ。作品の多くはサスペンスというジャンルに入るのかもしれないが、いつも、扱うテーマの重さに圧倒される。福島第一原子力発電所の事故が起きて以来、ずっと髙村さんに話を聞きたいと思ってきた。髙村さんは、小説「神の火」で、テロにさらされる原発のもろさを描き、ぼくも以前にそれを読んでいた。 事故から50日が過ぎた5月はじめ、大阪のご自宅でのインタビューが実現した。きっと、髙村さんなりにご自分の考えが熟成するのを待っていたのだと思う。政府も電力会社も「想定外」という言葉で表現した原発事故。しかし、髙村さんは、そもそも、想定しなければならなかったことが想定されていなかった「問題外」の事態であり、それはモラルの問題でもあると看破した。 (以下インタビュー全文) 大越) 震災の発生から、2ヶ月弱、この間、どんな思いを抱いて、震災関連のニュースに接してこられましたか。 髙村
〈生きていくあなたへ〉現地の声 代弁する 作家・高村薫さん2011年3月23日10時55分 印刷 Check 作家・高村薫さん 食べ物や着るものもほとんどない被災者の方に、「がんばってください」「心配しています」なんて言葉はかけられません。何の腹の足しにもならないから。生きることだけを考えてください、どうにか生き延びてくださいとしか言えません。 阪神大震災の時、私は大阪府内の自宅にいました。けがもなく、自宅も無事。でも同じ揺れの中で6400人の人が亡くなった。いつどこで地震が起きるかは誰にも分からない。なぜ自分は生きているのか。ひとごとではいられない。それなのに、何もできない自分の無力さに腹が立つ。ボランティアを志願しようにも活動できない状態だというし、被災者と代わることもできない。 物書きの私にできることと言えば、声を届けられない被災者の代わりに必要な対応を求めること。被災者は生きるだけ
ルネサンス 料理の饗宴(きょうえん)―ダ・ヴィンチの厨房(ちゅうぼう)から [著]デイヴ・デ・ウィット 中世からルネサンスへ、人間の意識や生活感を大きく変えていったのは、ひょっとしたら古代ギリシャ・ローマへの憧憬(あこがれ)よりも、「食」だったのかもしれない。学校ではそんなふうには………[記事全文][評者]高村薫(作家) [掲載]2009年5月31日 音楽を展示する―パリ万博 1855−1900 [著]井上さつき 十九世紀のパリ万博のイメージは、エッフェル塔や、ガラスと鉄の壮麗なパビリオンだろうか。しかし、当時の万国博覧会はただの産業見本市ではなかった。歴史、労働、芸術など、おおよそ人間に………[記事全文][評者]高村薫(作家) [掲載]2009年5月17日 ウニ学 [編著]本川達雄 ムラサキウニ。バフンウニ。アカウニ。シラヒゲウニ。私たちが生や塩蔵で食べるこのウニが「学」になるのは、何よ
◇KAORU TAKAMURA <新連載「新 冷血」にも登場する警視庁刑事、合田雄一郎。彼はかなりの本好きである> 合田というのは、わたくしたちの世代が持っている、「大人とはこういうもの」という最低限の価値観を共有している、最後の世代かなと思っています。つまり、自分の生活範囲の外に広い大きな知の世界があって、できることなら本を読んだり人の話を聞いたりしながら知識や教養を身につけていきたいと考えている。1960年生まれくらいまでですかね、共有しているのは。 彼は朝早くて夜遅い仕事だし、本を読むのは電車に乗っている時間しかない。だから移動時間というのが貴重です。まさか携帯電話でゲームなんてしないでしょうから。 <高村さん自身、知ることが楽しいという> 高校時代は理系文系関係なく全教科やりましたし、大学(国際基督教大)はクラスが4~5人で、代返なんてない学校でしたから、4年間徹底的に勉強しました
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