北半球のことしの夏は、史上最も暑かったことがわかりました。 NOAA=アメリカ海洋大気局は、北半球についてこれまでの平均気温を1.17度上回り、最も高かったと発表しました。 NOAA=アメリカ海洋大気局によりますと、北半球ではことし6月から8月にかけての平均気温が、過去の平均気温を1.17度上回り、これまでで最も高かった2016年と去年の2019年を上回ったということです。 また、北極海を覆う氷の平均面積は先月、過去3番目の小ささとなり、1981年から2010年の30年間の平均値と比べると29.4%小さかったということです。 さらに、アメリカ西部カリフォルニア州などで続いている山火事についてNOAAは、暑さに加えて干ばつが、影響していると見られると指摘しています。
ロシアで最も寒い地域の一つ、ヤクーチア中央部で燃える森林。ヤクーチア地方は83パーセント以上が森林に覆われている。今年の山火事はかなり北の方まで燃え広がり、科学者たちを驚かせている。(PHOTOGRAPH BY YEVGENY SOFRONEYEV, TASS/GETTY IMAGES) 人為的な気候変動に加えて晴天が続いたことにより、ここ数カ月の間、シベリアが猛暑に襲われている。この熱波は、6月に北極圏の気温を38℃まで上昇させたのみならず、大規模な山火事にも拍車をかけており、永久凍土層のあるツンドラまでが現在、炎に包まれている。 気温が低く、水分が多く、凍っているために、本来であれば燃えるはずのない地域で山火事が相次いでいるというこの事態に、生態学者や気候科学者は懸念を募らせている。彼らが恐れているのは、この火災が北極圏における急激な変化のさらなる兆候かもしれないこと、そして、局地的に
2019年7月5日、シベリアの町ジリャンカを流れるコリマ川の岸で遊ぶ子どもたち。気候変動が、シベリアの風景と経済を変えようとしている。(PHOTOGRAPH BY MICHAEL ROBINSON CHAVEZ, THE WASHINGTON POST/GETTY IMAGES) 6月20日、北極圏に位置するロシア、シベリアの町ベルホヤンスクで、気温が過去最高の38℃を記録した。これを単なる突発的な出来事ととらえてはいけない。科学者たちによれば、今回の記録は地球が急速に高温化していることの証しであり、北極圏は今後ますます加速的に暑くなることを示しているという。 「ずいぶん前から、熱波のような異常気象はより頻繁になるだろうと警告してきましたが、思ったよりも早くそれが起こっているようです」と、デンマーク気象研究所の気象科学者、ルース・モトラム氏は言う。 1885年にベルホヤンスクで記録が開始さ
南極のサウスシェトランド諸島(2019年11月27日撮影、資料写真)。(c)Johan ORDONEZ / AFP 【2月14日 AFP】(図解追加)南極で、観測史上最高となる20.75度の気温が観測された。南極の気温が20度を超えたのは初めて。研究者が13日、明らかにした。 【編集部おすすめ】イラク首都にごく珍しい雪、過去100年で2回目 史上最高気温はシーモア島(Seymour Island)で観測された。ブラジル人研究者、Carlos Schaefer氏はAFPに対し、この記録は一度限りの気温であり、同地での長期的なデータセットの一部ではないため、「気候変動の傾向という点については何の意味も持たない」と指摘した。 だが極寒の南極で比較的温暖な20度台の最高気温記録が樹立されたという事実は、地球温暖化に関する懸念を高める可能性が高い。(c)AFP
日経の記事利用サービスについて 企業での記事共有や会議資料への転載・複製、注文印刷などをご希望の方は、リンク先をご覧ください。 詳しくはこちら 【ジュネーブ=共同】世界気象機関(WMO)は7日、南極で過去最高気温となる18.3度が観測された可能性があるとして情報を精査すると発表した。南極でこれまで観測された最高気温は2015年3月24日の17.5度。 WMOによると、観測されたのは6日、南極半島にあるアルゼンチンのエスペランサ観測基地。アルゼンチンの気象当局はツイッターで、同基地に置かれた温度計の写真を掲載した。 WMOは風が山を越え、乾いた熱風が吹き下ろす「フェーン現象」が起きた可能性があると指摘。「状況からして記録は間違いないと思われるが、アルゼンチン側からの完全なデータ提供を受けて精査する」としている。 南極大陸から南米大陸に向かって延びる南極半島は、温暖化が最も激しく進行している地
世界気象機関(World Meteological Organization、以下「WMO」)は7日、南極大陸で記録的な高温が観測された可能性があると発表しました。なぜこのような現象が起こったのか、動画で詳しく解説します。
2020年1月の地表気温と1981~2010年の平均気温の差を示した図。(c) Laurence CHU / AFP 【2月5日 AFP】今年の1月は、地球全体で観測史上最も暖かい1月となった。欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービス(C3S)が4日、明らかにした。 C3Sによると、欧州の今年1月の平均気温は、1981〜2010年の30年間の1月平均気温を3.1度上回り、ノルウェーからロシアまでの一帯に位置する国々の気温は、同じく30年間の平均気温から6度上昇した。 科学者によると、主に化石燃料の燃焼によって引き起こされる気候変動の影響により、1か月、1年、10年ごとの最高気温の更新は、今や当たり前となっている。 2010〜19年の過去10年間と同様、過去5年間も観測史上最も暑かった。 観測史上2番目に暖かい年となった2019年の世界の平均気温は、太平洋で周期的に発生する強力なエルニ
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