東北大学電気通信研究所の石黒章夫教授らの研究グループは,ムカデが陸上と水中を行き来する際の「身のこなし方」に着目することで,環境に適応して「理にかなった」運動パターンを生み出す制御のメカニズムを解明しました。 © 2019 石黒・加納研究室 -Decoding the essential interplay between central and peripheral control in adaptive locomotion of amphibious centipedes- The research group of Professor Akio Ishiguro of Tohoku University has, for the first time, succeeded in decoding the flexible motor control mechanism unde
クモやムカデといった無脊椎動物は、思いのほか多く脊椎動物を食べる「アマゾンのハンター」であることが、新たな研究で示された。 研究チームは、2019年2月28日付けの学術誌「Amphibian & Reptile Conservation」に、無脊椎動物が狩る側で、脊椎動物が狩られる側という15の事例を報告。クモなどの無脊椎動物が、オタマジャクシやトカゲ、ヘビを食べる写真と映像を撮影し、証拠を集めた。なかでも初の観察例として、タランチュラがオポッサムを捕食する姿を報告している。(参考記事:「動物大図鑑:オポッサム」) 無脊椎動物が脊椎動物を襲ったという記録は以前からあるが、今回の研究では、いかに多くの脊椎動物が犠牲になっているかについて、より詳細なデータを提示している。「脊椎動物をエサとする無脊椎動物は珍しくありません。しかし、これまで両生類や爬虫類の死因として重大とは考えられていませんでし
危険を感じると球体になって身を守る ダンゴムシ(団子虫、英: woodlouse, pl. woodlice)とは、ワラジムシ目(等脚目)の動物のうち、陸生で刺激を受けると体を丸める(団子のような体勢になる)習性を持つものを指す。一般に「ダンゴムシ」と呼ばれるものはオカダンゴムシである[1]。 広範囲の土壌に生息して分解者の役割を担い、土壌形成上、一定の役割を果たしているものと考えられており、食性と生態から自然界の分解者という要素が強い。 分類[編集] オカダンゴムシ科 Armadillidiidae オカダンゴムシ属 Armadillidium オカダンゴムシ A. vulgare ハナダカダンゴムシ A. nasatum ハマダンゴムシ科 Takano ハマダンゴムシ属 Takagi ハマダンゴムシ T. Granulatus コシビロダンゴムシ科 Armadillidae タマコシビ
2013-08-14 カニが…メタンハイドレートを...食ってる?(もしくは作ってる) 不思議 動物 深海で海底から熱水が出ててその硫化水素を栄養源にする微生物がいて、それを食べに大きめの生き物も集まってくるよみたいな映像はよく見るかと想いますが、それのメタン版です。熱水からはメタンも出てる。またメタンだけ出てくるメタン湧水というのもある。ここにも微生物やらが集まりそしてカニなわけです。メタンハイドレートがどうこう言われる昨今ですが(いや昨今はむしろ落ち着いちゃったか?)、これは海底のような低温高圧の条件下で維持される、水分子のかご構造にメタンが閉じ込められた構造です。で、メタンポコポコな海底生物にとってのオアシスは、カニの集まるところメタンハイドレート有り!と人間に目印にされてしまいます。そういう意味合いの調査対象でもあります。そんで、カニがメタンハイドレートを「食べている」ようにも見え
多くの昆虫は4枚の羽を持っていますが、むかしはもっと多くの羽があり、それが進化の過程で体の一部に変化したことが名古屋大学のグループが行った遺伝子の研究で分かり、昆虫の進化を解き明かす成果として注目されています。 研究を行ったのは名古屋大学大学院生命農学研究科の新美輝幸助教らのグループです。 グループでゴミムシダマシという昆虫を詳しく調べたところ、サナギの時期に羽ができるときに働く「ベスティジアル」と呼ばれる遺伝子が、体のいたるところで働いていることが分かりました。 この遺伝子が働かないよう操作すると、天敵から身を守るためにあるといわれているサナギの胴の部分の突起がまったくできなくなり、成虫になったときに胸の部分が小さくなりました。 反対に、羽ができるのを妨げる遺伝子の働きを抑えると、たくさんの羽が生えてきたということです。 昆虫の祖先には多くの羽があったことが化石の研究で分かっていますが、
印刷 枯れ葉の下などに隠れて冬も鳴くマダラスズ=北海道弟子屈町のポンポン山温かなくぼ地で昼寝をするエゾタヌキ=北海道弟子屈町のポンポン山 タヌキが昼寝し、コオロギの鳴き声が聞こえる――。北海道弟子屈(てしかが)町の屈斜路湖近くにあるポンポン山の中腹(標高約270メートル)は、周囲の極寒とは別世界だ。この時期は零下20度を下回る日も珍しくなく、27日は零下26.6度を記録。それでも、地面の至る所から噴気が立ち上る地熱帯で、地表の所々には青々としたコケが茂る。 「ジーッ、ジーッ」。枯れ葉の下などは温かく、この時期に羽音が聞こえる。鳴いているのは、コオロギの一種で、脚にしま模様がある体長5〜10ミリほどのマダラスズだ。野生動物にとっても「楽園」。エゾシカの越冬地になっているほか、くぼ地ではエゾタヌキが寝ている姿を見かけることもある。 周りは雪が積もっているが、スノーシューを履いて訪れる観光
科学, 動物大型のチョウで有名なオオカバマダラの親戚キオビマダラMelinaea mnemeは羽の模様が7種類あるんだけど、これに擬態するヌマタドクチョウHeliconius numata*1 *2もまた7種類の全パターンを真似できる(動画の1分くらいのとこで比べてます)。キオビマダラの万華鏡写輪眼による幻術の類だと思うんだけど、そうではなく超遺伝子の成せる技だという。 擬態と遺伝子毒を持つあるいは捕食者にとって味がまずい生物というのは警戒色とかまあ派手な色彩であったりするけれども、別の種同士が似た様な模様になることをミュラー擬態という。一方、本当は毒を持っていないのに毒がある他の種に擬態するのはベイツ擬態。協力的にしろタダ乗り的にしろ、どちらの擬態も鳥とかが「あの模様はヤバイ」と学習することが生存の肝になるので、確実に同じ模様にしていきたい。 ところが今回のチョウどもは7種類の模様の多型
動物ゾンビテントウムシA real-life zombie story in the life of bugs 論文:The cost of a bodyguard テントウムシとその寄生蜂テントウハラボソコマユバチのおはなしです。寄生蜂いろいろいるけど成虫に寄生するのはちょっと珍しいのかな。 テントウハラボソコマユバチのメスはテントウムシに卵を産み付けます。テントウハラボソコマユバチの幼虫は三週間ほどで腹部を食い破ってキシャーっと出てくるわけですが、このとき、テントウムシはまだ生きているのです。ゾンビ!!キャー!! ちなみにテントウムシの英語名ladybugのladyは聖母マリアのことだそうで、そう考えるとなかなか退廃的。 テントウハラボソコマユバチの幼虫はテントウムシの脚の辺りで繭を作ります。テントウムシは生きてるけどそんなに活発には動けなくて、繭を抱えたままなんかプルプルするらしい。
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