もっぱら第Ⅰ因子と第Ⅱ因子に注目すれば、主要科目の授業内・外の要因に注目すれば良い。主要科目とその他科目は0.542と0.402の相関があるので、主要科目の頻度が高ければその他科目の頻度も上がるという見立てである。 因子得点のままだと話が抽象的になるので、IC150主要科目・授業内の5項目、IC151主要科目・授業外の5項目のスコアを合計して尺度とした(項目値のレンジが0~3なので尺度値のレンジは0~15である)。いずれも信頼性係数(クロンバックのα)は0.9以上が確認されたので問題なさそうだ。 国/地域別の傾向 授業内外の利用頻度スコアの散布図を図1に示す。日本④は一番左下にある。全体平均は(3.81, 4.47)のやや混み合った位置③にある。タイ・米国・オーストラリア・スウェーデン②がやや上位に外れた位置にあり、デンマーク①だけは別格である。 活用のパターンから考えれば、我が国の④の位