シンガポールの科学誌Asian Scientist Magazineが発表した2023年度版「アジアの科学者100人」に大学院先進理工系科学研究科の片山春菜助教が選出されました。 Asian Scientist Magazineでは2016年から毎年、アジアで最も優れた研究者を掲載しており、国内外の各賞の受賞者や、各研究分野で顕著な業績をあげた研究者が選出されます。広島大学に在籍する研究者の受賞は今回が初めてです。 片山助教は、電気回路に作った擬似的なブラックホールから放出される特異な量子相関を持った「ホーキング輻射」を観測する方法を提案し、2022年度には「ロレアル-ユネスコ女性科学者 日本奨励賞」を受賞しました。 片山助教の研究が量子コンピューターに応用されれば、次世代の情報処理や通信の実現がさらに進むことが期待されます。