「下期に300億円をかけて、ヤフーの歴史で最大級の販促活動を行う」。こうブチ上げたのは、宮坂学社長。10月30日に開かれた2015年度中間決算(4~9月)会見で、期初計画を見直して、下期に約200億円の追加投資に踏み出すと宣言した。 中間期の実績は、売上高が前年同期比22.4%増の2488億円、営業利益は同60.3%増の1519億円。アスクルを8月下旬に連結子会社化し、第2四半期に保有株の再評価益596億円を計上したことで大幅な営業増益になった。 主力の広告関連のマーケティングソリューション事業は、売上高が前年同期比10.4%増の1426億円、営業利益は同6.2%増の733億円だった。検索連動型広告などでパソコン向けの減少が続いたが、スマートフォン向けのタイムライン広告などが補った。 ネットオークション「ヤフオク!」やネット通販「Yahoo!ショッピング」などのコンシューマ事業は、アスクル
9月17日、インドで女性下着のオンライン販売が急速に伸びている。写真は女性下着のオンライン販売大手Zivameの創業者でCEOのRicha Kar氏。ベンガルールで10日撮影(2015年 ロイター/Abhishek N. Chinnappa) [ベンガルール 17日 ロイター] - インドで女性下着のオンライン販売が急速に伸びている。まだまだ保守的な社会において、店頭で下着を買うことに抵抗感がある中間層を中心に人気を集めている。 女性下着のオンライン販売大手Zivameは、2011年の設立以来、売上高が5倍伸びた。創業者で最高経営責任者(CEO)のRicha Kar氏は、下着について話すことはおしゃれなことだ、と消費者の意識を変えるよう努めた、と語った。今後、試着サービスも始めるという。
オフィス用品通販大手のアスクルが14日発表した2015年6~8月期連結決算は純利益が18億円と前年同期の約10倍に拡大し、6~8月期として過去最高になった。新規事業として強化している工事現場や医療機関向け資材のネット通販が伸びた。円安進行を背景に主力のオフィス用品で値上げに踏み切ったことも増益に寄与した。売上高は727億円と15%増えた。建設現場向けは工具や消耗品などが伸び、医療機関や介護施設
外出のついでにAmazonの荷物を運んで小遣い稼ぎ──こんなことができるようになるかもしれない。米Amazon.comは、運送会社だけではなく一般人にも荷物を運んでもらえるようにする新サービスを計画中という。Wall Street Journalが事情に詳しい関係者の話として報じている。 Amazon社内で「On My Way」と呼ばれているというこのサービスは、「配達のクラウドソーシング」だ。都市部の小売業者に依頼して荷物を集積しておき、一般人はどこかへ行くついでに荷物を配達する仕組みになるようだ。こうした仕組みを実現するモバイルアプリを開発中という。 記事によると、Amazonは1日当たり350万個の荷物を出荷していると推定される一方、配送コストは昨年31%伸びており、売上高の増加率を上回っている。Wall Street Journalは、新サービスはショッピング体験への影響力を強めな
スポーツの世界では、良きライバル同士の対決があれば、見ているほうも盛り上がる。ビジネスの世界でも、トップ企業がチャレンジャーの挑戦を受けている業界は活性化する。 アパレル小売業では、トップのユニクロに対して、ファッションセンターしまむらや無印良品がライバル視されてきた。コンビニエンスストア業界では、昨年まで業界首位のセブン-イレブンと、同3位のファミリーマートの出店競争が話題になっていたが、結局、ファミマはセブンの牙城を崩せなかった。 しかし、インターネットショッピングの世界では、王者の「Amazon.co.jp(以下、Amazon)」に、ヨドバシカメラの通信販売サイト「ヨドバシ・ドット・コム(以下、ヨドバシ)」が果敢に対決を挑み、大健闘している。 「月刊ネット販売」(宏文出版)の調査によると、2013年度の「ヨドバシ」の売上高は650億円で、ヨドバシカメラの総売上高の9.4%を占める。家
中国Xiaomi(小米科技)は5月15日(現地時間)、米、英、仏、独でオンラインストアを試験的に開設すると発表した。公式Facebookページで、ショッピングに必要なMiアカウントの取得を呼び掛けている。 新たなグローバルサイトmi.comによると、開店は米太平洋時間の5月18日午後7時。同社の主力のスマートフォンやタブレットは販売せず、バッテリーパック、ヘッドフォン、フィットネス端末などの周辺機器のみだ。 同社は「中国のApple」とも呼ばれ、米Apple製品に似たデザインの端末を廉価で提供することで中国市場のトップに立った(第1四半期にAppleに首位を奪われたが)。世界市場でも昨年第3四半期には出荷台数で3位になっている。 同社は1月、“2015年の抱負”として販売地域の拡大を宣言しているが、幹部のヒューゴ・バラ氏は昨年7月の段階ではXiaomiの海外進出の戦略は、新興国市場がターゲ
中国のインターネットショッピングサイト、アリババを運営するアリババ・グループが、新しいCEOを指名した。 新CEOに就任したダニエル・ザング氏は1972年生まれの42歳。これまでは同社COOだった。アリババの創業者で会長のジャック.マー氏が「アリババは、1960年代生まれの経営層を、そのうち一新しなければならない」と、若返りを推進していたが、その通りになったわけだ。 これまでCEO職にあり、250億ドルを調達した昨年9月のIPOを取り仕切ったジョナサン・リュー氏は副会長職に留まる。他の経営陣の入れ替えもあり、今回の動きで経営陣の95%は1970~80年代生まれになったという。 ザング氏は、アリババ籍8年。上海財経大学を卒業してから、企業監査のアーサーアンダーセンや、大手会計事務所のPwCに在籍。アリババに移る前は、オンライン・ゲーム開発会社のCFOを務めていた。堅実に仕事を遂行するタイプの
イギリスでフリーエコノミー運動を創始したマーク・ボイル氏の著書翻訳をし、“半農”暮らしを営む翻訳者の吉田奈緒子さんによる、「お金を使わず豊かに生きる」を実践するギフトエコノミーの考え方についてのコラムです。 (この記事は2022年12月14日(水)に発売された『XD MAGAZINE VOL.06』より転載しています) 吉田奈緒子(よしだ・なおこ) 1968年、神奈川県生まれ。翻訳者。千葉・南房総で「半農半翻訳」の生活を送り、蛇腹楽器コンサーティーナでアイルランド音楽を弾く。訳書に、マーク・ボイル『モロトフ・カクテルをガンディーと:平和主義者のための暴力論』(ころから、2020年)、マーク・サンディーン『スエロは洞窟で暮らすことにした』(紀伊國屋書店、2014年)など。 おすそわけと自然界の贈与 10月はじめ。黄金色に輝く田んぼに立ち、今年の実りに感謝する。よく研いだ鎌で、ザクッ、ザクッ、
LINEは4月17日、無料通話・メールアプリ「LINE」で、100%子会社のBonsai Garageを通じ、国内外の気鋭デザイナーやブランドと有力なバイヤーや小売事業者をつなぐ「LINE Collection」を2015年夏をめどに開始すると発表した。消費者が既存のファッション流通では手に入らない商品と出会う機会を創出する場を目指すという。 気鋭だがまだ知られていない国内外のデザイナーやブランドの商品と、有力なバイヤーや小売店を、LINEのプラットフォームと実際に取り引きをする専用サイトを通じてつなぐ。これにより、優れた商品を制作しているものの知名度や流通網を持っていなかったデザイナーやブランドが認知されやすくなる。また、セレクトショップや量販店を含む小売店は、海外や現地に赴くことなく優良な商品を調達できるようになる。 LINE Collectionで取り扱うデザイナーやブランドは、「ア
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