食品を科学する―意外と知らない食品の安全 作者: 食品の安全を守る賢人会議出版社/メーカー: 大成出版社発売日: 2015/05/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る食品安全委員会から 基本これまで食品安全委員会が評価してきたことの説明になっています。本になっていると読みやすいし理解しやすいでしょう。この本に含まれる情報そのものは、コンパクトにまとまってはいませんが「無料で」食品安全委員会のウェブサイトから入手できます。でもそれを活用できる一般の人はそんなにいないです。記者ですら、ちゃんと食品安全委員会が情報提供しているのに、ろくに見ないで誤報を流しまくるのですから。 私にとっての読みどころは事務局長の「はじめに」だったりします。 「この賢人たちのお話を読むと目からうろこが落ちることはもとより、日ごろ当たり前だと思っていた常識、有機・健康食品のキャッチフレーズがいか
今、あの女性芸能人が子どもに牛乳を与えたくないっていうのが話題ですね。 でも、本当に牛乳や肉、砂糖って身体に悪いの? 産地偽装や残留農薬って心配。 外国産の野菜や肉ではなく、国産を買わないといけないかしら? トランス脂肪酸って先進諸国の中に規制する動きがあるけれど、日本もそうなっていくの? ファストフードにはたくさん使われているんじゃないの? 独身の人でもこんなことは気になるけれど、子どもを持つとよけいに心配になります。 こんな疑問に栄養士としての知識と子育ての経験を持ったパパが答えてくれる本が、 2015年7月25日発売。 乳幼児から高校生まで! 管理栄養士パパの 親子の食育BOOK (専門医ママの本・番外編) 作者: 成田崇信,オオノ・マユミ 出版社/メーカー: メタモル出版 発売日: 2015/07/25 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る はてなでは、道
ホッケの干物といえば居酒屋メニューの定番。大皿にもおさまらないくらい大きくて、仲間たちとワイワイつつく魚。家で焼こうとしようものなら、魚焼きグリルからしっぽがはみだしてしまうような。 ところが、そのホッケがいま、年々小さくなっているという。それこそアジの干物ほどの大きさに。しかも値段は高騰、居酒屋メニューのような庶民の味ではなく高級魚になってしまったというのだ。たしかに言われてみると、スーパーの鮮魚売り場で見かけるホッケは、こじんまりと品よく高い。なぜこんなことになったのか。 ホッケの漁獲量が減ってしまったのだ。もはや海に大きなホッケはほとんど見当たらなくなっているという。1998年の20万トンをピークに、2011年にはなんと!75%減のたった5万トンになってしまった。獲りすぎたのだ。 こうして獲りすぎて、いなくなってしまった魚はホッケだけではない。マイワシ、ニシン、マサバ、ウナギ…。クロ
■管理栄養士パパの親子食育BOOK 本を書きました。2015年7月25日が発売予定日です。 http://www.amazon.co.jp/dp/4895958825 ニセ栄養学を批判するような本ではなくて、親子向けの実用的な栄養と食事の本なのですが、ちょっとした応用行動分析の手法を採り入れた食事環境の提案をしてみたり、コラムの内容はブログ読者がニヤリとしてくれるような内容を盛り込んでみましたのでブログの読者にも喜んで頂けるのではないかと思います。 自分の中でのキャッチフレーズは、アンチ食育栄養士の食育BOOKでして、「○年間待って下さい。本当の食育をお見せしますよ」と、現在の食育に見られる問題と考えられる点に対し、ようやく批判だけで無くどらねことしてまとまった形で提案ができたと思ってます。 ニセ栄養学と呼ばれるような根拠のない健康栄養情報に対しても、そもそも不安が解消されれば手を伸ばす必
馬場 燃 著 四六判、256ページ 発行日:2015年6月23日 定価:本体1,500円+税 ISBN:978-4-8222-7918-9 発行:日経BP社 発売:日経BPマーケティング 「黒霧島」はなぜ日本一の焼酎になったのか? 500年の伝統産業である焼酎業界において、1998年発売の芋焼酎「黒霧島」を武器に、全国トップの酒蔵になった霧島酒造。宮崎県第2の都市、都城市を本拠とする霧島酒造は創業100年の歴史を誇ります。ところが、芋焼酎では本場の鹿児島県の薩摩酒造が造る「さつま白波」の後塵を拝し、麦焼酎でも後発メーカーの大分県の三和酒類の「いいちこ」に追い抜かれます。宮崎県では6割のシェアを握る酒蔵であるにもかかわらず、1990年代までは県外で誰も知らないマイナーな酒造会社の1つでした。 ところが3代目に代替わりすると、快進撃を始めます。2代目の先代社長は品質にこだわるあまり、営業があま
管理栄養士パパの親子の食育BOOK●はじめに 私は、福祉施設で栄養管理の仕事をしていますが、それとは別にブログやツイッターなどのネットメディアで「食と健康」に関する情報発信をしています。 情報発信を始めたきっかけは、子どもの保育園入園でした。 私には男の子が二人いますが、長男は発達に少し気になるところがあり、屋外での活動が多くて本人が楽しく過ごせそうな保育園に入れました。その保育園は、とてもよい園でしたが、いわゆる「ニセ科学」や「トンデモ」だらけ。石油製品である紙おむつは子どもの肌に悪い、母乳で育てないとキレやすくなる、牛乳を飲むとアレルギーになる、ワクチンを打つよりも病気に感染したほうがいい、膿はデトックスだから薬をつけて治す必要はないなど……、本当に盛りだくさん。 私自身は栄養学を学んでいたこともあって、これらすべてがまったく根拠のない間違った情報であると気づくことができましたが
中食・惣菜業界唯一の資料として毎年刊行されている「惣菜白書」の最新版が刊行された。 これによると、消費増税や為替の影響などから多くの産業が低迷する中で、惣菜市場の2014年の市場規模は前年比2.4%増の9兆1080億円と、初めて9兆円を超えている。 この背景には、高齢化、女性の社会進出、個食化など食のライフスタイルが変化する中で、「食のインフラ」として惣菜が認知されてきているといえる。 業態別にみると、CVSが前年より5.1%、食品スーパーが同2.8%増えている。一方、百貨店は0.5%の減少で、専門店や総合スーパーは前年並みを確保となっている。 (写真)2015年版惣菜白書 なお、後日、本書に基づいた惣菜市場の分析を掲載する予定にしている。 「惣菜白書2015年版―拡大編集版」の販売価格は、惣菜協会会員・賛助会員・惣菜管理士は1万円(税込)、一般企業や個人は2万円(税込)となっている。 問
読書感想文など 東日本大震災から4年が経ちました。 調査の一環として震災後の食品リスクに関連する書籍を何冊か調査してきていますが、さすがに最近は放射能便乗本が新しく出ることもあまりなくなってきていて、震災以前からあった○○は怖い系の一種として地位が固まってきた(?)ようです。 初期のパニック状態から抜け出して、改めて勉強しようという人向けの本として 知ろうとすること。 (新潮文庫) 作者: 早野龍五,糸井重里出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/09/27メディア: 文庫この商品を含むブログ (32件) を見る いちから聞きたい放射線のほんとう: いま知っておきたい22の話 (単行本) 作者: 菊池誠,小峰公子,おかざき真里出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2014/03/15メディア: 単行本この商品を含むブログ (18件) を見る があります。 「知ろうとすること。」は寄贈
炭水化物は是か非か、「糖質制限ダイエット」は是か非か。今、この問題をめぐって主張が真っ向対立する2冊の翻訳本が、書店の店頭に並んでいる。 「糖質制限ダイエット」派の主張 人類は何百万年も続いた旧石器時代の狩猟採集生活に適応するように進化してきた。農耕が始まったのはわずか1万年前のこと。原始人にならって穀物を食べることをやめて肉食中心の食事に変えれば、健康になる、というのが「糖質制限ダイエット」派の主張である。 糖質制限は、もともとは糖尿病を治療するための食事法で、炭水化物=糖の摂取を極力控えるというものだ。女性誌のダイエット特集では「糖質オフ」は、必ず出てくるほどのキーワードになっている。 その「糖質オフ」にお墨付きを与えているのが、ハーバード大学医学部のジョン・J・レイティ博士が書いた『GO WILD 野生の体を取り戻せ!』(NHK出版)だ。レイティ博士は、近代文明がもたらしたマイナス面
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