今季、ボストン・レッドソックスとのオープン戦でプレーしたミネソタ・ツインズのショート、西岡剛。昨シーズンの開幕前のように高評価を得られるか? 昨季、ミネソタ・ツインズに移籍した西岡剛は、メジャー挑戦の想いをこう表現した。 「日本人内野手で大成功した人がいないので、若い時に挑戦をして、日本人内野手に対するイメージを覆したい」 西岡らしい強い意志を感じる言葉だった。 2010年、千葉ロッテでシーズン206安打を達成し、首位打者を獲得。そのまま日本でプレーしていれば、多額の年俸を稼げたはずだが、それを捨ててアメリカへ渡った。より高いレベルの世界に身を置こうというのはトップアスリートの性だが、そのチャレンジ精神は日本球界ならずともリスペクトされてしかるべきなのだろう。 しかし現実は厳しかった。併殺時の二塁ベースカバーでスパイクされたという不運を嘆く声もあったが、松井稼頭央(楽天)や岩村明憲(楽天)