2020年五輪招致をめぐり、猪瀬直樹東京都知事が「イスラム諸国はけんかばかりしている」と発言した問題で、猪瀬知事は10日の定例会見で、駐日トルコ大使に謝罪したことを明らかにした。 猪瀬知事は9日にトルコ大使と約1時間会談し、トルコ国民に不快の念を与えたことをわびた。大使からは「日本とトルコの友情は深い。両国の地理が近ければ、五輪も共同開催できるのに」との発言があったという。 知事は会見で「両国が協力し、次世代に向けてさらに友情を深めるため、尽力していきたい」と話した。 また、猪瀬知事は、アラブ圏の19カ国・地域の駐日大使でつくる外交団と近く都庁で会う予定も発表した。「アラブ諸国と親交を深めていく機会にしたい」としている。 関連記事トルコが謝罪受け入れ表明 都知事発言(5/2)トルコ青年スポーツ相、猪瀬知事の謝罪受け入れ(5/1)猪瀬知事「不適切な表現、おわび」 五輪招致巡る発言(4/