大津市のびわ湖ホールが3年前から公演してきた大作オペラの完結編が、新型コロナウイルスの影響で7日、観客を入れずに上演され、インターネット上で配信されました。 このオペラは、ドイツの作曲家、ワーグナーの「ニーベルングの指環」で、世界を支配する力を持った指輪をめぐる神話を題材にした作品です。 上演時間はあわせて15時間を超える4部構成の大作で、日本でも有数のオペラ劇場とされるびわ湖ホールが、3年前から1部ずつ公演してきました。 完結する予定だったことしは、新型コロナウイルスの影響で公演の中止が決まりましたが、ファンの期待は高く、びわ湖ホールは観客を入れずに上演して、ユーチューブで配信したものです。 完結編の「神々の黄昏」は指輪をめぐって愛を引き裂かれた男女を中心に話が進み、ホールにはオーケストラの荘厳な演奏と歌声が響き渡りました。 指揮者の沼尻竜典さんは「拍手が聞こえずふだんと感覚は違ったが、