変わった生き物や珍妙な風習など、気がついたら絶えてなくなってしまっていそうなものたちを愛す。アルコールより糖分が好き。 前の記事:剥製の中身って何?オーストリアの剥製コンテストでベテラン職人の技術に感服する > 個人サイト 海底クラブ 出会いは偶然に ファイアサラマンダーに出会ったのは、まったくの幸運によるものだった。半日ほど暇な時間ができたので、小雨が降っているにも関わらず散歩に出たときのことである。 森の中を歩いていると ん?なんかいるな。 おわー!!これ、話には聞いていたファイアサラマンダーだ! こうなるともう、頭の中はお祭り騒ぎである。 ついさっきまで雨の中を傘も持たずに出かけてきたことを後悔していたのに、そんなじめじめした気分は一瞬にして全部ふっとんでしまった。 ザルツブルクの街中にポツンと残されたこの小さな丘にいるファイアサラマンダーは100匹だろうか?1000匹だろうか?たい
新型コロナウイルスの新たな感染者が減っているオーストリアでは名門のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がおよそ3か月ぶりとなる公演を行い、音楽の都ウィーンにクラシックの調べが戻ってきました。 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は5日、ウィーン中心部にある楽友協会のホールで世界的な指揮者、ダニエル・バレンボイム氏の指揮でモーツァルトのピアノ協奏曲第27番とベートーベンの交響曲第5番「運命」を演奏しました。 公演は新型コロナウイルスの影響でことし3月中旬以降、すべて中止となっていたため、およそ3か月ぶりとなりましたが、観客数は政府の感染予防対策に従い、通常の20分の1以下の100人に限り、座る席の距離もとりました。 公演のあと観客の女性は「感動して泣いてしまった。私にとって、とても特別な夜になりました」と話していました。 また、観客の男性は「公演の感染対策は完璧だったので、怖くはありませんでした
オーストリアの作曲家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトとされる肖像画(2008年3月14日提供)。(c)AFP 【2月13日 AFP】オーストリアの作曲家ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト(Wolfgang Amadeus Mozart)と、そのライバルでモーツァルトを毒殺したとの疑いもあるイタリア人作曲家アントニオ・サリエリ(Antonio Salieri)の、長らく行方不明だった共作曲が、チェコの博物館で発見された。同博物館が12日、明かした。 首都プラハ(Prague)にあるチェコ国立博物館の広報担当者はAFPの取材に対し、「これは本当に価値ある作品で…すでに失われたものと長い間、考えられていた」と話した。職員が所蔵コレクションの中から発見したという。 このモーツァルトとサリエリの共作曲は「ロレンツォ・ダ・ポンテ(Lorenzo Da Ponte)の(オペラの)台本を曲に
ウィーンフィル 犠牲者を悼む 3月20日 6時19分 オーストリアでウィーンフィルハーモニー管弦楽団が東北関東大震災で犠牲となった人たちを悼む曲を演奏し、観客とともに黙とうしました。 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団は、1956年に初めて日本で公演をしてから、これまで、今回の震災で大きな被害を受けた宮城県を含め、日本各地で250回余りも公演を行ってきました。20日、ウィーンで開かれた定期演奏会で、ウィーンフィルは、東北関東大震災で犠牲となった人たちを悼む曲として、モーツァルトの「ピアノ協奏曲」を演奏しました。そして、演奏が終わると、楽団員たちと2000人余りの観客が立ち上がり、1分間、黙とうしました。ウィーンフィルのヘルスベルク楽団長は「日本の人たちほど、私たちの音楽を愛してくれる人たちはいない。だからこそ、犠牲者を悼む思いを演奏で表現したいと考えた」と述べました。
アーノンクール指揮ウィーン・フィルとのザルツブルク公演を成功裡に終え、3月のノルウェー室内管との来日公演がますます楽しみになってきました。 現地取材をした青澤隆明さんによるインタビューの中で、日本で演奏予定でもあり、ザルツブルクでも喝采されたモーツァルトのピアノ協奏曲23番を含め、アンスネスがモーツァルトの音楽について語ってくれました。 モーツァルトの誕生日をまえに、アンスネスがザルツブルクで語ったこと ~アーノンクールとモーツァルト 「モーツァルはどこにいるかって? ここはザルツブルクだから、いたるところにいるような気がする。このカフェはザルツブルクでいちばん古いから、もしかしたらモーツァルトがそこの席に座って、なにか書いていたかも知れないよ」。 1705年創立のカフェ・トマセッリの席に着いて、レイフ・オヴェ・アンスネスが愉快そうに言う。明日は2010年1月27日、モーツァルトの254歳
Internationale Stiftung Mozarteum(ISM:国際モーツァルト財団)は12月12日、作曲家モーツァルトの全作品の楽譜をデジタル化し、Webサイト「NMA Online」で無料公開した。 NMA(新モーツァルト全集)は、世界中の音楽研究家などが過去50年にわたり収集したモーツァルトの全作品を、「学術研究版」としてまとめたもの。NMA Onlineにより、学者や演奏家だけでなく、一般のユーザーもモーツァルトの全作品に簡単にアクセスできるようになった。 モーツァルトは、600以上に上る作品を残したとされている。NMA Onlineでは、2万4000ページに上る楽譜とともに、作品に関する解説や批評8000ページも掲載。作品や解説記事をカテゴリーやキーワードで検索できるほか、PDFファイルで印刷することも可能。 NMAのデジタル化やNMA Onlineの公開に当たっては
◆「自分はモーツァルトのことなど、何も分かっていないのではないか」という気がするのです。 はじめに少し堅苦しい話になりますがお付き合いいただければ幸いです。 私は、モーツァルトのことはこれまでに何度も書いているのですが、読み返してみると結局、何も分かっていないのではないかと思うのです。 話が少し逸れます。 私は、今までの半生でいろいろな本や講義で、非常に感銘を受けて忘れられない言葉は数多くあります。 しかし、今年、ネットで拝聴した東大名誉教授、ノーベル物理学賞受賞者、 小柴先生の講義の冒頭で、先生が仰った、 あのね。あなた方はそう思わんかも知れないけどね。立派な学者っていうのはね、「沢山のことを知っている人」じゃないの。 「知らないことがこんなに沢山あるぞ」と言うことを痛感しているのが、立派な学者なんですよ。 という言葉から受けた衝撃・感動は、私があと何年生きるのか分かりませんが、まず間違
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