日本の探査機「はやぶさ2」のように小惑星に着地して石や砂などを採取したNASA=アメリカ航空宇宙局の探査機のカプセルが地球に帰還し、アメリカの砂漠地帯で回収されました。小惑星の石や砂などの試料を地球に持ち帰るのは日本の「はやぶさ」と「はやぶさ2」に次いで3例目です。 2016年に打ち上げられたNASAの探査機「オシリス・レックス」は地球からおよそ3億キロ離れた小惑星「ベンヌ」に着地して、表面にある石や砂などを採取したあと、地球に向かって飛行していました。 そして、24日、採取した石などが入ったカプセルを地球に帰還させるミッションが行われました。 カプセルは直径およそ80センチ、高さおよそ50センチの円盤のような形で、探査機から切り離されて大気圏に突入したあと、パラシュートを展開してゆっくりと地上に降下し、日本時間の24日午後11時52分、アメリカ西部ユタ州の砂漠地帯に着地しました。 そして
「アミノ酸」は、生命を構成する基本要素です。アミノ酸が多数結合して作られている様々なタンパク質は、細胞の構造や生体反応など、どれをとっても生命活動の維持に欠かせない役割を担っているからです。では、そのアミノ酸はどこからやってきたのでしょうか? これまでの研究では、アミノ酸を含む隕石がその有力候補の1つと見なされていました。ほとんどのアミノ酸には光学異性体 (※) が存在していますが、隕石に含まれているアミノ酸と地球のアミノ酸の間でその比率がよく一致するためです。 ※…鏡写しであること以外は同一の構造を持つ分子を光学異性体と呼ぶ。地球の生命は基本的に片方 (左手側と呼ばれる) の光学異性体を利用しており、同じ方の光学異性体を比率的に多く含むことが判明している地球外の物質は隕石のみである。 しかし、多くの隕石の起源である小惑星に含まれるアミノ酸がどこからやってきたのかは、これまではっきりとして
3年前、日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星から持ち帰ったサンプルについて、研究チームの主な分析結果が出そろったことを受けて会見し、JAXA=宇宙航空研究開発機構の担当者は「心の底から喜びたい」と語りました。 「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から持ち帰ったサンプルの分析では、塩や有機物を含む「炭酸水」や生命の活動に関わりが深い「アミノ酸」が見つかるなど、これまでにおよそ300の研究論文が発表されています。 JAXAなどの研究チームは、一連の成果を振り返る会見を開き、プロジェクトの責任者を務めたJAXAの津田雄一さんは「やりたいことはすべてやったうえで予想以上の成果が収められた。心の底から喜びたいし、誇りたい」と語りました。 そして、今後の展望として、小惑星とは異なる小さな天体「すい星」のサンプルを持ち帰り、「リュウグウ」と比較して科学的な違いを探る計画を新たに検討していることを明らかにし
「はやぶさ2」探査機は、「はやぶさ2#」として延長したミッションである「拡張ミッション」を行っています。 太陽系空間を飛行しているときに、ときどき望遠の光学航法カメラ(ONC-T)で撮影を行っていますが、2023年2月8日に撮影した画像を公開します。 画像は、日本時間で16:30、17:30、18:30に撮影しました。撮影画像を図1、2、3に示します。元の画像は白黒ですが、見やすいように着色してあります。 撮影した方向は、いて座の方向で、ちょうど銀河系(天の川銀河)の中心に近い方向になっています。撮影した領域を図4に示します。 このように星空を撮影する目的は、黄道光という太陽系空間に広がる惑星間塵(ダスト)による太陽光の反射を観測するためですが、 今回、天の川の撮影を行った理由は、カメラの視野内の感度分布を確認するためです。そのために、視野を重ねて3回撮影しました。 露光時間は178秒で、
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 国立大学法人九州大学 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学 国立大学法人京都大学 国立大学法人広島大学 国立大学法人東北大学 国立大学法人北海道大学 国立大学法人東京大学 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)では小惑星リュウグウ試料分析を、6つのサブチームからなる「はやぶさ2初期分析チーム」および、2つの「Phase-2キュレーション機関」にて進めています。 この度「はやぶさ2初期分析チーム」のうち「可溶性有機物分析チーム」の研究成果をまとめた論文が、アメリカの科学誌「Science」に2023年2月24日付(日本時間)で掲載されましたのでお知らせします。
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 国立大学法人広島大学 国立大学法人横浜国立大学 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 国立大学法人九州大学 国立大学法人北海道大学 国立大学法人東北大学 国立大学法人京都大学 国立大学法人東京大学 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)では小惑星リュウグウ試料分析を、6つのサブチームからなる「はやぶさ2初期分析チーム」および、2つの「Phase-2キュレーション機関」にて進めています。 この度「はやぶさ2初期分析チーム」のうち「固体有機物分析チーム」の研究成果をまとめた論文が、アメリカの科学誌「Science」に2023年2月24日付(日本時間)で掲載されましたのでお知らせします。
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 国立大学法人京都大学 国立大学法人九州大学 公立大学法人大阪 大阪公立大学 国立大学法人広島大学 国立研究開発法人海洋開発研究機構 国立大学法人東北大学 国立大学法人北海道大学 国立大学法人東京大学 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)では小惑星リュウグウ試料分析を、6つのサブチームからなる「はやぶさ2初期分析チーム」および、2つの「Phase-2キュレーション機関」にて進めています。 この度「はやぶさ2初期分析チーム」のうち「砂の物質分析チーム」の研究成果をまとめた論文が、イギリスの科学誌「Nature Astronomy」に2022年12月20日付(日本時間)で掲載されましたのでお知らせします。
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構 国立大学法人九州大学 国立大学法人茨城大学 国立大学法人東京工業大学 国立研究開発法人海洋研究開発機構 国立大学法人北海道大学 国立大学法人東北大学 国立大学法人京都大学 国立大学法人広島大学 国立大学法人東京大学 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)では小惑星リュウグウ試料分析を、6つのサブチームからなる「はやぶさ2初期分析チーム」および、2つの「Phase-2キュレーション機関」にて進めています。 この度「はやぶさ2初期分析チーム」のうち「揮発性成分分析チーム」の研究成果をまとめた論文が、アメリカの科学誌「Science Advances」に2022年10月21日付(日本時間)で掲載されましたのでお知らせします。
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