ノーベル賞授賞式を2日後に控えた8日夜、ストックホルム中心部のコンサートホールで、恒例のノーベル賞コンサートが開かれ、鈴木章北海道大名誉教授(80)は妻の陽子さん(79)と、米パデュー大の根岸英一特別教授(75)は妻のすみれさん(73)とともにクラシック音楽を鑑賞した。 米クラシック界の人気男性バイオリニスト、ジョシュア・ベル氏がロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団とともにチャイコフスキーのバイオリン協奏曲を熱演。根岸氏は非常に感激した様子で、演奏が終わるとともに立ち上がり拍手を送り続けた。鈴木氏も笑顔で拍手を送った。 両夫妻はホール2階の最前列に着席。フィンランド出身のサカリ・オラモ氏が指揮した同管弦楽団によるベートーベンの序曲やシベリウスの交響曲などに聞き入った。(共同)