2014年に破損し、翌年修復されたツタンカーメン王のマスク。8人の職員が、マスクのずさんな取り扱いで起訴されている。(写真は2009年に撮影)(PHOTOGRAPH BY KHALED DESOUKI, AFP/GETTYIMAGES) ツタンカーメン王のひげの破損をめぐって、エジプト考古学博物館の職員8人が起訴された。 ツタンカーメン王の黄金のマスクのひげが折れたのは、2014年8月のこと。さらにエポキシ系接着剤を使ってこれを接着していたことが発覚し、2015年末に専門家が再度接着剤を取り除き、代わりに蜜ろうを使う方法で修復が行われた。 英BBCの報道によると、ひげが折れた時の状況については、「誤って折れてしまった」「もともと緩くなっていたのでわざと取った」など、博物館の修復管理者の間で証言が食い違っているという。地元の新聞は、黄金のマスクの運搬がずさんだったことがそもそもの原因であると