ことしのノーベル賞の授賞式がスウェーデンのストックホルムで行われ、医学・生理学賞に選ばれた京都大学特別教授の本庶佑さんにスウェーデン国王から記念のメダルと賞状が贈られました。 授賞式では、はじめにノーベル財団のカール・ヘンリック・ヘルディン理事長が「人権の在り方が国際的な問題となったり、国家主義が高まったりする今の世界の状況で、事実だけを追求する科学は重要な意義がある」と述べました。 このあと、医学・生理学賞の選考委員ががんの免疫療法の意義をオーケストラの演奏で表現し、がんに対する免疫が十分に働いていない状態を小さく弱々しいメロディーで表したのに対し、免疫療法を使った時の状態を大音量の迫力ある演奏で表して違いを説明し、その業績をたたえました。 そして、本庶さんと、共同で受賞するアメリカのジェームズ・アリソン博士の名前が呼ばれて2人は立ち上がりました。 本庶さんがステージの中央に進み出ると、