数多くのテレビやラジオの番組に出演し、昆虫の魅力を広く発信した昆虫研究者の矢島稔さんが先月下旬、肺炎のため東京都内の病院で亡くなりました。91歳でした。 矢島さんは東京都の出身で、東京学芸大学を卒業したあと、練馬区にあった遊園地豊島園の中に昆虫館を創設する企画などに携わりました。 その後、多摩動物公園で昆虫を展示する施設の開設に取り組み、1987年には園長に就任したほか、東京動物園協会の理事長や日本ホタルの会の会長などを歴任しました。 1999年には群馬県立ぐんま昆虫の森の園長に就任し、里山を再現した環境で、さまざまな生きた昆虫を観察できるユニークな施設づくりを進めました。 NHKでは、人気ラジオ番組「夏休み子ども科学電話相談」で、放送の開始当初から回答者を務めて、子どもたちに生き物の魅力と自然保護の大切さを伝え、2017年には放送文化賞を受けています。 関係者によりますと、矢島さんは先月
私は、1年のうち少なくとも3ヶ月は、海外で恐竜化石調査を行っている。主な調査地は、モンゴル・アラスカ・カナダ・中国、そして日本である。2017年4月には、北海道むかわ町穂別から発見された日本で最初の大型恐竜の全身骨格について、発表をした。全長8メートルのハドロサウルス科という恐竜で、全身の8割以上が揃っている、世紀の大発見だ。私の研究は、それだけではない。恐竜から鳥類への進化の過程についても研究をしている。爬虫類的な恐竜から、鳥型の恐竜へと進化していくそのプロセスに注目しているのだ。脳の進化、消化器官の進化、翼の進化など、「恐竜の鳥化」というものをキャリアのテーマとしている。私だけではなく、世界中の恐竜研究者の成果によって、最近では「鳥は恐竜である」ということが定着してきた。つまり、世界中の鳥類研究者は、“恐竜研究者”ということになる。 * 最初に『鳥類学者 無謀にも恐竜を語る』が出版され
日頃スタジオで収録しているサイエンスに関する番組を、公開で収録します。Copyright NHK (Japan Broadcasting Corporation) All rights reserved. 許可なく転載することを禁じます。 このページは受信料で制作しています。 ご意見・お問い合わせ|NHKにおける個人情報保護について|NHK著作権保護|NHKオンライン利用上のご注意
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2013年07月19日 (金)夏休み子ども科学電話相談 (7/22~8/30) 夏休み子ども科学電話相談 は、小中学生のみなさんの科学に対する疑問や興味にこたえる番組です。昆虫や植物や天文などの専門の先生とお子さんを直接電話で結び、お話していただきます。 質問は、電話かメールで番組まで送ってください。立派な内容でなくても、ふと頭に浮かんだ謎や、素朴な質問でも大丈夫です! 質問のあて先や注意事項など、詳細は 番組ホームページ をご覧ください。 また、今年は番組が始まってちょうど30年。そこで今回は先生方が、水族館や科学館などからお話をする中継も企画しています。番組ホームページでは、番組へのメッセージや、思い出なども募集しています。こちらもぜひお寄せください! 夏休み子ども科学電話相談 < 7/22(月)~8/2(金)午前 8:05~11:
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