弁護士ドットコム 民事・その他 公認心理師・臨床心理士の信田さよ子氏はどう向き合った? 有名フリースクールの性暴力事件めぐる「二次加害」を考える 文部科学省は1月25日、不登校の児童・生徒に配慮したカリキュラムを組む「不登校特例校」のイベント中止を発表した。文科省はイベント中止の理由をはっきりと示していないが、かつて性暴力事件が発生したフリースクール「NPO法人東京シューレ」にからんで抗議があったことがわかっている。 このイベント中止をめぐり、元文部科学事務次官の前川喜平氏は「何か筋違いなクレームがついたため、急遽中止になったようだ。理解に苦しむ」とツイートしたが、その後、被害当事者のAさんは前川氏にあててTwitterでこう書いている。 「今回の前川さんの発言は、性暴力被害者への二次加害となっています。(略)どうかこちらの tweet を削除した上で性暴力被害者への二次加害をしたことにつ
発達障害を理由に退職勧奨をうけ、仕事をやめたとして、40代の女性保育士が、運営元の一般社団法人(福岡市)と、その代表理事をつとめる園長に慰謝料など約250万円の損害賠償をもとめて、福岡地裁に提訴した(9月24日付)。 11月10日に第一回期日が予定されている。 女性は、子のために「完璧な」保育士をもとめる親の気持ちが理解できるとしながらも、「発達障害への差別・偏見を払拭したい」としている。 ●女性は自閉症スペクトラム障害と学習障害と診断された 訴状や本人によれば、原告は2020年6月30日までの約2年間、福岡市内の小規模認可園に勤めていた。福岡市では小規模保育園A型とされる規模のものだ。 女性が発達障害(自閉症スペクトラム障害=ASD、学習障害=LD)と診断されたのは、2019年10月のこと。小学校低学年の子どもの受診をきっかけとして、自身の障害も判明した。 「私は小学1年から学習について
昭和48年4月4日、最高裁判所大法廷で日本初の画期的な判決が下された。尊属殺の重罰規定を巡って違憲か合憲かが争われた裁判で、最高裁判所は初めて違憲審査権を発動し、刑法200条は違憲であるとの判断を下した。この裁判を戦った弁護士がいる。大貫正一氏(大貫法律事務所・栃木県宇都宮市)は、父親の大八氏とともに裁判を担当、最終的に違憲判決を勝ち取った。本事件のあらましと裁判について、大貫氏に話を伺った。 取材/山口和史・池田宏之 Interview by Kazushi Yamaguchi,Hiroyuki Ikeda 文/山口和史 Text by Kazushi Yamaguchi 大貫法律事務所弁護士 大貫正一氏 Shohichi Ohnuki (弁護士ドットコムタイムズ<旧・月刊弁護士ドットコム>Vol.21<2017年6月発行>より) 苦学の末司法試験を突破 弁護士としての第一歩 自身の半生
ライターの姫野桂さん(31)は今春、発達障害だと診断された。当時を振り返り、「ショックでした。ただ、これが私の『生きづらさ』の原因だったのかと納得する気持ちもありました」と語る。 姫野さんは、自身が当事者だとわかる前から、東洋経済オンラインで発達障害についての連載を担当していた。インタビューした当事者は22人。このほど、その連載と自身の体験談をまとめた初の単著『私たちは生きづらさを抱えている』(イースト・プレス )を出版した。 「発達障害は一見してわからないこともあり、ただの『困った人』と思われやすい。当事者の実情や本音が、定型発達(発達障害でないこと)の人に伝われば、私も含めて生きづらさの緩和につながるのではないかと期待しています」(姫野さん) ●「繰り上がりがあると、今も暗算ができない」 姫野さんは小さい頃から本を読むのが好きだった。学校の成績は良い方だったが、算数、特に足し算、引き算
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