世界の主要国で博士号取得者の数が増え続けている。 そんな中、「優秀な学生がどうしてお金を借りてまで博士課程にいき、博士号を取ろうとするのかわからない」という海外の記事を見かけた。 企業に就職すれば、研究をしながら高い給料がもらえるのに、というわけだ。 www.theatlantic.com このことは、これらの国の学生が博士課程にお金以上の価値を見出している証拠だと思うのだけど、一方で日本だけ博士号取得者の数が減少している。 mainichi.jp (もっと詳しいデータはこちら↓) 科学技術指標2016・html版 | 科学技術・学術政策研究所 (NISTEP) つまり日本の学生だけは博士課程に進むことにあまり意味を見いだせていないということだ。 それはどうしてなのか 、自分が博士課程に進んだ理由を思い出して考えてみたい。 初めて研究室に配属された大学4年生の春 ぼくの通っていた大学は、山