「メタバース」がいま世界的なバズワードになっています。Facebookが「Meta(メタ)」に社名変更し、メタバース事業に本気の姿勢を見せるなど、次世代ITの大きなトレンドです。 加藤直人さんの新刊『メタバース さよならアトムの時代』は、メタバースの現在地とありうる未来についてつづった1冊です。 加藤さんは2015年にクラスター株式会社を起業。メタバースプラットフォーム「cluster」を運営するほか、世界初の有料VRライブの開催、渋谷区公認の「バーチャル渋谷」をつくるなど、メタバース業界を牽引する若手起業家です。 加藤さんがメタバースに魅せられたのはなぜなのか。メタバースの持つ可能性についてお聞きしました。 取材・構成:タカザワケンジ メタバースは夢の生活スタイル ──「メタバース」という言葉をよく耳にするようになりました。「メタバース」とはそもそも何でしょうか? 加藤 メタバースという