16日、仙台空港で2人が乗った小型のプロペラ機が滑走路に胴体着陸した事故で、操縦していた機長が知り合いのパイロットに「車輪を出し忘れた」と話していることが分かりました。国の運輸安全委員会は17日に現地に事故調査官を派遣し、原因を調べることにしています。 プロペラ機には、仙台空港を拠点にしている飛行機愛好家グループに所属する54歳と76歳の男性2人が乗っていましたが、いずれもけがはありませんでした。 関係者によりますと、2人はいずれも操縦の免許を持っていて、技能の向上のために訓練を行っていましたが、事故のあと操縦していた54歳の機長が、知り合いのパイロットに「操縦席にある、車輪を出すためのレバーを下ろし忘れた」と話していることが分かりました。 国の運輸安全委員会は17日に現地に航空事故調査官2人を派遣し、機長から話を聞くなどして事故の原因を詳しく調べることにしています。