東京電力福島第1原発事故に伴う指定廃棄物処理をめぐる桜田義孝文部科学副大臣の不適切発言に自民党県連は11日、下村博文文科相に抗議した。桜田副大臣が同席し発言について謝罪、撤回した。 抗議は冒頭のみ公開された。平出孝朗幹事長が抗議文を下村文科相に手渡した。平出幹事長によると、県連側が「県民感情として許せない」と抗議すると、下村文科相と桜田副大臣が謝罪した上で、発言を撤回する考えを示した。 謝罪を受け平出幹事長は「文部科学省はこれまで以上に被災者に寄り添った政策を進めてもらいたい」と要請した。 桜田副大臣は5日の会合で、原発事故に伴う指定廃棄物の処理に関し「原発事故で人の住めなくなった福島の東京電力の施設に置けばいい」と発言していた。