新しい年の始めに、Ubuntuで使用できるさまざまなデスクトップ環境について2022年に起こったことと2023年に起こりそうなことを紹介します。 新年のご挨拶 本稿が新年初めのRecipeです。 本連載は15年目に突入しました。15年も続いているといろいろあるもので、昨年の大きな変更点といえばgihyo.jpが大幅にリニューアルされたことでしょう。もうずいぶん前のことのように思えてしまいます。 このリニューアルにより見た目が大幅に変わり、記事が格段に読みやすくなりました。本連載も、普段は多くの方に読んでいただける記事を、たまにはどのあたりにニーズがあるのかよくわからない記事を織り交ぜつつ、内容的にも読みやすい記事をお届けできればと考えています。 今年もよろしくお願いします。 GNOME では本題です。GNOMEは1年に2回リリースされており、昨年は42と43がリリースされました。Ubunt
この記事は はてなエンジニア Advent Calendar 2022 16日目のエントリーです。 こんにちは、Webアプリケーションエンジニアの id:masawada です。過去のAdvent CalendarでLinuxデスクトップを業務利用している記事を書きまして*1、そこから早いもので3年経ちました。当初はこのころからの差分でも書こうかと考えていたのですが、書き出してみると案外大きな変化はなくネタとしてイマイチ面白みに欠けるので企画を練り直すことに。(裏返せば十分に安定して利用できているということで、それはそれでありがたいのですが!) 考えているうちに、そういえば社内でLinuxデスクトップを利用している他のエンジニアはどんな環境で作業しているのかな? と気になったのでアンケートをとってみることにしました。 アンケートの方法 以下の項目でGoogle Formを用意しました。 業
Apple独自開発のSoC「M1」チップを搭載するMac上での動作を目指すLinuxディストリビューション「Asahi Linux」に、Apple GPUドライバーが2年間の開発を経てついに実装されました。 Apple GPU drivers now in Asahi Linux - Asahi Linux https://asahilinux.org/2022/12/gpu-drivers-now-in-asahi-linux/ Asahi Linux向けに登場したGPUドライバーはまだアルファ版ですが、OpenGL 2.1とOpenGL ES 2.0をサポートしており、GNOMEやKDEのようなデスクトップ環境でのハードウェアアクセラレーションには十分なものだとのこと。改善の余地はあるものの、Quake3やNeverballのような古めの3Dゲームを4K 60fpsで実行するのに十分な
Appleが独自開発するSoC「M1」搭載Macでの動作を目指すLinuxディストリビューション「Asahi Linux」で、Linux開発系VTuberの朝日リナ氏が「GPUのカーネルドライバーがテストを99%以上パスした」と報告しました。 ???????????? My Linux M1 GPU driver passes >99% of the dEQP-GLES2 compliance tests!!!!! ???????????? Most of this is thanks to @alyssarzg's prior work on macOS, but now I can replicate it on Linux! ^^ pic.twitter.com/BTI4AIUTkC— Asahi Lina / 朝日リナ //nullptr::live (@LinaAsahi) Fi
給付金や中止になった色々なイベントの返金で気が大きくなった結果、Ryzen 9 3900X を使った新しいメインデスクトップマシンを組んでいた。構成はこんなかんじ。 CPU: AMD Ryzen 9 3900X 3950X も考えたけど、コスパ重視で 3900X のほうを選んだ AMD の CPU を買うのは今回が初めて GPU: NVIDIA GeForce GTX 1660 Super (GG-GTX1660SP-E6GB/DF) せっかく Windows をメインマシンにするならということで快適にゲームできそうなところを選んだ 正直知見が薄いので GTX 1660Super に決めた後は適当に買いやすいのを選んだ RTX はまぁ要らんやろ…… MB: ASRock X570 Extreme4 自分の趣味により基本 ASRock 余分な M.2 の口とかが欲しい前提で Steel Le
これは はてなエンジニア Advent Calendar 2019 2日目の記事です。 こんにちは、 id:masawada です。2ヶ月前まではブログチームのエンジニアでしたが、最近はマンガビューアを開発するチームに在籍しています。 弊社では開発に利用する端末を決められた上限額の範囲内で自由に選ぶことができます。多くのエンジニアがmacOS上で仕事をしており、WindowsやLinuxをデスクトップ環境として利用しているエンジニアはどちらかというと少数です(少なからずいます)。近年では多くのプロダクトのローカル開発環境でDockerを利用できるようになっており、OSの差異によってセットアップに躓くことがなくなった結果Linuxデスクトップへの移行のハードルが下がる傾向にあります。 自分も去年まではmacOS上で仕事をしていましたが、今年の頭にLinuxデスクトップに切り替えてようやく1年
前回からだいぶ間隔が空いてしまいました。前回の最後に案内したudzuraさんのCRIUに関する記事はもう少し時間がかかるようですので、もうしばらく私が担当したいと思います。 今回から数回は、Linuxカーネルに実装されているケーパビリティについて説明します。ケーパビリティは2.2カーネルのころから実装されてきているかなり古くからある機能で、コンテナ向けの機能ではなく一般的に使われている機能です。もちろん、コンテナの安全性を高めるための重要な機能でもあります。 setuid 一般的にはUNIX系のOSでは、プロセスはroot権限(実効ユーザIDが0)で実行される特権プロセスと、一般ユーザ権限で実行される(実効ユーザIDが0以外の)非特権プロセスに分けられます。 一般ユーザは、通常はそのユーザの権限でプログラムを実行すれば良いのですが、一般ユーザが実行するプログラムであっても処理の内容によって
Photo by Eduardo QuagliatoFollow もじゃ(@s10akir)です。paizaラーニングでプログラミング学習動画制作のアルバイトをしたりバイト中にアニメを見たりしている専門学生です。(今は主にまちカドまぞくを見ています) 私がpaizaラーニングでアニメを見始めてから…もといアルバイトを始めてから、早いもので1年強が経過しました。 実は私はアルバイトのくせに業務では私物マシンのArchLinuxを使っているので、今回は私の開発環境のご紹介と「ぶっちゃけLinuxだけで仕事できるの?どうやってやるの?」というお話をいたします。 (当然ですがこれは私がみずから望んでやっていることで、普通にバイトする人には会社がMacも開発環境も用意してくれます。) ちなみにpaizaラーニングでは「Linux入門編」を公開していますから、私の話に興味はないけどLinuxには興味が
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