総務省九州管区行政評価局が福岡、宮崎、鹿児島の3市で実施した郵便ポストの抽出調査(計1000本)で、約2割の198本が道路交通法の道路使用許可を受けずに公道に設置されていたことが分かった。 投函(とうかん)時に車両と接触する危険性や障害者らの利用が困難なケースもあった。同評価局は「法令が順守されておらず、設置方法などの見直しが必要」として、日本郵便九州支社(熊本市)に改善を指導。同支社は管内の全ポスト(約2万2500本)の調査を始めた。 同評価局が1000本について、道路使用許可の有無や設置場所の問題点など59項目を調べた結果、公道上に設置された380本のうち、過半数の198本(52%)が使用許可を受けていなかった。 宮崎中央、鹿児島中央、鹿児島東、鹿児島南の4郵便局では、調査したポスト全てが無許可。福岡市でも福岡中央郵便局などで無許可で設置されていた。 道路における危険防止などを