三島食品の「青のり」が、2020年7月から名前もパッケージデザインも異なる「あおのり」に変更――背景にある深刻な事情と、同社の姿勢にSNSでは称賛が集まっています。 従来の「青のり」と7月から登場した「あおのり」。使用しているノリが異なる 仕様変更の理由について、同社はパッケージ裏面と公式サイトで、材料である国産「すじ青のり」の記録的な不漁と説明。2015年度には100トン以上あった収穫量が、2019年度には10トンを割り込み、落札価格は2015年比で約5.5倍まで上昇したというのです。 三島食品の調査による、すじ青のりの収穫量および平均落札価格の推移。不漁の原因は特定されておらず、地球温暖化による海水温の上昇や栄養不足が一因として挙げられています こうした事情から、同社は「青のり」を「伝統の青いパッケージで作ることができなくなりました」と、一時休売に。「今できる精一杯の青のりを準備しまし