米国・ワシントン州のオーカス島で、一向に改善されないブロードバンドサービスに業を煮やした地元の住民が自前のブロードバンドサービスを設置し、運営しているそうだ(Ars Technicaの記事、 RTの記事)。 オーカス島はワシントン州の北東端、米国本土とカナダ・バンクーバー島の間に位置するサンファン諸島最大の島。地元ではCenturyLinkが下り1.5Mbpsのブロードバンドサービスを行っているが、実際には700kbps程度しか出ず、多くの人が自宅でインターネットを使用する時間帯には100kbps程度まで低下するという。2013年11月には10日間の接続障害が発生したほか、数日の接続障害はしばしば発生していたとのこと。 ある時、地元のChris Sutton氏らは16kmほど離れた本土にあるブロードバンド中継塔が島から見えることに気付く。ここから電波を中継して各家庭を無線で結ぶことを考えた