衆院最高齢だった次世代の党の石原慎太郎最高顧問(82)が、引退示唆から一転、次期衆院選への立候補を決めた。まさかの解散風に吹かれて存亡の危機に直面した党を救うべく、再び立ち上がったのだ。裏を返せば、石原氏の代わりとなる“スター”が存在しない党の寂しいお家事情がある。「老兵」の決断に同僚議員は勇気づけられているが…。 「私は出ます。出る限り、東京の比例区では必ず人を通します」 石原氏は18日の党臨時総務会終了後、国会内で記者団にこう断言し、2年前の前回と同じ比例代表東京ブロックで立候補する考えを表明した。 わずか数日前の14日は「老兵は死なず、消えていくのみだ。体力的にも厳しい」と発言していた。しかし、党は「老兵」の引退をすんなり認めようとはしなかった。 特に若手議員は、一丸となって「引退しないでください」などと直接熱い思いをぶつけた。平成22年の「たちあがれ日本」の結党から石原氏と行動を共