東京都の小池百合子知事が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」(都民ファ)代表が、また唐突に交代した。2017年7月の都知事選での大勝直後には、小池氏が突然代表を辞任し、後任に知事特別秘書の野田数(かずさ)氏(44)を復帰させることを発表。今回は野田氏が代表を退き、当選1期目の荒木千陽(ちはる)都議(35)を後任に選出した。 小池氏から野田氏への代表交代の際は小池氏と野田氏の2人で「臨時役員会」を開いて人事を決めたと報じられ、今回の人事でも所属議員から「青天の霹靂」だとの声があがっている。12日17時時点で公式サイトやツイッターなどのSNSでは代表交代を知らせないままだ。荒木新代表は9月13日に記者会見を開くが、組織としての意思決定の透明性や、すでに4代目になる「代表」の位置づけについても説明を求められることになりそうだ。 荒木都議が新代表に 都民ファが政党としての活動を始めたのは17