ロシアのプーチン大統領は27日、モスクワで開かれた国際討論フォーラム「ワルダイ会議」で、第2次大戦での米国による広島と長崎への原爆投下について「軍事的にはまったく必要なかった」と述べ、「米国は非核保有国に核兵器を使った唯一の国だ」と批判した。 プーチン氏はウクライナ侵攻を巡る核兵器使用の可能性などについて質問に答える中で日本への原爆投下に言及。米国の領土の一体性や国家主権に対する脅威はなかったとし、当時の日本には既に反撃する能力もなかったのに「事実上、一般市民を核攻撃した」と指摘した。 その上で、日本の教科書には「連合国側が原爆を投下したと書いてある」と述べ、「学校の教科書にさえ(投下したのは米国だという)真実が書けない」と主張した。(共同)
8月11 大木毅『独ソ戦』(岩波新書) 9点 カテゴリ:歴史・宗教9点 第二次世界大戦の帰趨を決めたのは、日米の太平洋での戦いでもノルマンディー上陸作戦でもなく独ソ戦であったことは多くの人が認識していることだと思います。 だからこそ、独ソ戦に関してはよく「歴史のif」が語られます。例えば、小説ではありますがスティーヴ・エリクソンの『黒い時計の旅』では、ヒトラーが対ソ戦を決断しないことでナチ・ドイツがヨーロッパを制圧している世界が描かれていましたし、作戦面に関しても、「ドイツが冬季の作戦にもっと慎重だったら…」とか「ヒトラーが作戦に介入しなければ…」といったような事が言われ、「第二次世界大戦においてドイツの勝った世界」という想像を刺激されるのです。 ところが、この本を読むと、ドイツにとって対ソ戦はヒトラーのきまぐれではなく必然であることがわかりますし、ドイツ敗北の理由も、ヒトラーの介入や冬の
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文/加来耕三(歴史家・作家) 武術と刀剣を研究している加来耕三氏がこの度『刀の日本史』を上梓。日本刀の意外な真実を明かします。 佐々木小次郎「物干竿」のウソ 天下泰平の世上は、日本刀のブームだという。とりわけ女子中高生が、ゲームの影響をうけて刀剣美術館に列をなしているとか。 筆者はこれこそが、日本刀の正常な姿だ、と思う。日本刀はつまるところ、鑑賞のためにしか存在しないのだから。 刀剣女子(?)のみならず、日本刀愛好家の方々に尋ねたい。 侍が腰に差した刀を、どうすれば抜けるか。これはかんたん、鞘走らせれば誰でも抜ける(腕の長さ、腰などチェックポイントはあるが)。 では、どうやって鞘の中に本身(俗にいう真剣のこと)を納刀するのか。鋒(刃物の先端)は切れる。鞘口(その形状から鯉口ともいう)をおそるおそるのぞき込みながら、右腕を前につき出すようにして、刀を納める時代劇などみたことがない。 剣には残
先の大戦で日本軍が開発した人間魚雷「回天」の搭乗員が書いたとされ、インターネット上に流布している「18歳の回天特攻隊員の遺書」の作者は実在しないことが11日、回天研究者ら関係者への取材で分かった。元海軍士官の男性(故人)の創作だった疑いが強い。男性は戦後、特攻隊員の遺書の収集に携わっており、研究者はこうした複数の遺書を基に創作した可能性を指摘している。(大森貴弘) 《お母さん、私は後3時間で祖国のために散っていきます。胸は日本晴れ。(中略)お母さん。今日私が戦死したからといってどうか涙だけは耐えてくださいね。でもやっぱりだめだろうな。お母さんは優しい人だったから。お母さん、私はどんな敵だって怖くはありません。私が一番怖いのは、母さんの涙です》 この元回天特攻隊員の遺書とされるものが世に出たのは平成7年。元海軍士官の男性が皇学館大の戦没学徒慰霊祭で講演し、大学が講演録として冊子にまとめた。こ
核・ミサイル・空母・戦闘機そして軍事境界線での北朝鮮兵士亡命…年間を通じ、緊張が張り詰めたままの朝鮮半島。そこに住む人は戦争をどう捉えているのか。分断の最前線「DMZ」を踏破し、韓国人の本音を探った。 なぜ今、DMZ(非武装地帯)なのか?一年の締めくくりに、筆者は250キロにおよぶ南北の「国境」地帯、特に近づける限界ラインのDMZ(非武装地帯)を訪ねることを思い立った。理由は二つある。 まずはここが「戦場」に最も近い場所であるからだ。米側がもし北朝鮮を先制攻撃した場合、反撃する北朝鮮の砲弾が真っ先に降り注ぐ。さらに、1950年から53年にかけて朝鮮半島を焦土化させ、今も「休戦中」に過ぎない「朝鮮戦争」の現場でもある。 DMZとその手前にある民間人統制線には、厳しく出入りが統制される。写真は板門店方面に向かう統一大橋の入り口にある検問所。12月9日徐台教撮影。次に「韓国人の本音」を知りたかっ
他のエントリーを挟んだため、少し間が開いてしまいましたが、今回も、「語られざる特攻基地・串良―生還した「特攻」隊員の告白」から引用紹介したいと思います。 特攻隊員は「志願」だったか「命令」だったか、という話があり、それについて元特攻隊員の桑原敬一氏が考察している部分から引用します。 P149~ 特攻隊を編成するにあたって、その隊員の選抜が「志願」であったのか、「命令」によったのかは説の分かれるところである。じつは両論の真偽をめぐる議論など、私たち元隊員にとってはどうでもいいことである。なぜならば、初期の特攻はいざ知らず、末期特攻においては、それぞれの航空隊が、それぞれの方法によって選抜したといわれるその実態が、本質的にはとかく議論の余地のない命令そのものであったことに違いないからである。 (略) いったい、自発性に基づく志願だったとする説の拠りどころは何か。 私見だが、まず第一にあげなけれ
■三菱 零式艦上戦闘機 52型(ゼロ戦) A6M5 Mitshubishi reishiki kanjo sentoki 52kara (A6M5, Type ZERO, ZERO Fighter, ZEKE) 第二次大戦期の日本を代表し、 そして象徴する海軍の戦闘機、それがこのゼロ戦でしょう。 日本の航空機の中で唯一、1万機を越える生産数を誇り、 開戦から終戦まで、常に日本海軍の主力機であり続けた機体です。 ワシントンD.C スミソニアン航空宇宙博物館 本館のゼロ戦 52型 ゼロ戦を1939年に初飛行した機体として見た場合、 当時の世界レベルに達していた、と考えるのには問題ないでしょう。 ただし、あくまで平均レベルまでであり、 世界のトップクラスには達していたと言えるのは 旋回半径の小ささと低高度での上昇力、加速性といった辺りだけでした。 上昇力、加速性は戦闘機の需要な要素ですが、ゼ
小沢郁郎『つらい真実 虚構の特攻隊神話』を再読した。 これで何度目か。 すでに他のブログさんで取り上げられている( これとか、これ。あとはこれも )が、「特攻」を知る際、読んでおきたい本の一つだ。 とりあえず、書いておきたいことだけ。 大西瀧治郎が発案したとされる海軍の特攻作戦だが、実際は、中沢佑作戦部長は、神雷部隊の編成に同意していた。 (この部隊は、特攻兵器「桜花」の専門部隊である。) そして、大西の特攻隊編成以前に、軍令部レベルで、体当たり戦術が海軍戦術として公式に採用されていた。 大西が「発案」というのは、正しくなかったのである(116頁)。 (もう少し詳しい話は、こちらのブログさんの記事をご参照あれ。) 戦前、海軍省は、天皇のために特攻隊員は献身して死んだ、というふうに書いた。 だが戦後になると、天皇のためとは言われなくなり、家族や同胞を含む民族のために死んだ、と言われるようにな
関連まとめ: お菓子っ子さん @sweets_street による「社会に必要とされない人々の自尊心の問題」 http://togetter.com/li/380845 関係するかもしれないまとめ: 旧陸軍の「社会民主主義」プロローグ 続きを読む
1月12日の深夜、「NNNドキュメント’14」で放送した番組は視聴者に衝撃を与えた。 モノクロながら、画面に大映しにされたのは、 手や足がなく、金属状の義手や義足をつけた人、両目がない人の目のアップ、ただれた口元などなどだ。 50年あまり前の1963年8月16日に放送された日本テレビの「ノンフィクション劇場」というドキュメンタリー番組枠で放送された作品の再放送。制作したのは昨年1月に死去した映画監督・大島渚だった。 その作品そのものをくるんだ形で、 「NNNドキュメント’14 反骨のドキュメンタリスト 〜大島渚 『忘れられた皇軍』という衝撃」として番組で放送したのだ。 『忘れられた皇軍』は、フィルム時代の伝説的なドキュメンタリーとして知られ、私も名前を聞いたことはあっても実際に見るのはこれが初めてだった。 大島渚といえば、テレビのスタジオで怒っている姿が印象的な人物だったが、このドキュメン
『“A級戦犯”広田弘毅元総理 沈黙破った孫「合祀認めてない」』 「責任ある地位にいた者であるのは確かで、その地位にあった者としての責任を取るという覚悟は当然あったと思うし、私もそれが当然かなと思う」。 戦前戦中の激動期に外務官僚から外務大臣、総理大臣を歴任した第32代内閣総理大臣・広田弘毅は、外務大臣時代に起きた、いわゆる「南京大虐殺」や、総理在任中の「日独防共協定」の締結などを理由にA級戦犯とされ、絞首刑に処せられた。絞首刑となった7人のうち、ただ一人軍人ではなかった広田元総理は「黙して語らず」という姿勢を貫き通し、裁判中、ほとんど弁解をしなかったという。 その広田元総理の孫、広田弘太郎氏が音声のみのインタビューで靖国神社に合祀された遺族の複雑な想いを語った。 A級戦犯が「軍神」として崇めたてられることを懸念したGHQは、遺骨を遺族に渡さなかったが遺族の弁護士に依頼された住職が、遺
最近の私の楽しみは、NHKの朝の連続ドラマ「カーネーション」。 主演・尾野真千子の演技力もさることながら、何より感心させられるのは、脚本の面白さだ。 登場人物の設定から一つひとつの台詞まわしまで、細部にわたって工夫が凝らされており、 これまでの連ドラの固定観念を超えた、一つの芸術作品に仕上がっている。 私は先日、その舞台となっている岸和田を訪れた。写真はコチラ。 私が住んでいる堺と岸和田は、南海電車で約30分ほどの近距離なのだが、 学区が違うせいか余り縁が無く、これまで岸和田について知る機会は殆どなかった。 そこで行く前に下調べをしようとネットで検索したら、偶然とても興味深いページを見つけた。 この記事【1】【2】は、岸和田図書館の職員の方が本の紹介を目的として書かれたものだが、 大正・昭和時代の岸和田の女性史が、非常によくわかる形でまとめられているので、 ぜひ多くの人に読んでほしい。山岡
今週末と来週末の放送予定です。 NHKスペシャル 2011年12月3日(土) 午後9:00〜9:49 総合 証言記録 日本人の戦争 第1回 “大陸”に呑み込まれた日本軍 〜中国・インパール〜(仮) http://www.nhk.or.jp/special/onair/111203.html 2011年12月4日(日) 午後9:00〜9:49 総合 証言記録 日本人の戦争 第2回 太平洋・国力を越えた戦場 〜ニューギニアほか〜(仮) http://www.nhk.or.jp/special/onair/111204.html 上2つの放送は、おそらくNHKがこれまで戦争証言プロジェクトで集めてきた「NHK 戦争証言アーカイブス 」を短くまとめた総集編的なものだと思いますが、これまでのような深夜でなく9時から放送されるというところに意義があるのではないかと。このようなご時世ですので、ふだん見な
【ニュース】 バリックパパンの日本海軍322基地に「設営班慰安所」 1942年3月11日、中曽根康弘主計中尉の「取計(とりはからい)」で開設 防衛省防衛研究所所蔵の文書に記述 高知市の平和・資料館の調査で判明 (つづきあり。「設営班慰安所」の地図です)。 中曽根康弘海軍主計中尉がアジア太平洋戦争中に「外地」で海軍の慰安所を取りはからったとして各方面が追求してきました(本人は、いわゆる「慰安所」ではないと否定してきました)。高知市升形9の11の平和資料館・草の家は、防衛省防衛研究所に、その問題に関連した資料があることをつきとめ、10月27日午前、その文書の内容を同館ホールでの記者会見で報告しました。その文書は、ボルネオ島バリックパパンの日本海軍322基地に海軍の「設営班慰安所」があったこと、それは、中曽根康弘主計中尉の「取計(とりはからい)」で「土人女を集め」、1942年3月11日に開設
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