少し間が空いてしまいましたが、文化人類学の投稿第4回です。私は大阪出身で、京都在住です。もう京都に住んでいる年月のほうが長くなり京都にも慣れましたが、京都にきた当初は文化の違いにびっくりしました。隣同士なのにこれだけ違うのかと。どうすれば京都人と(大阪出身の私の感覚で)まっとうなコミュニケーションが成り立つのか、何年間もさっぱりわかりませんでした。 というような異文化体験をこれまで何回か体験してきましたが、そういう文化を全部一つの側のカテゴリーに入れてしまってもいいくらい異質な文化を体験できたのが私の調査地でした。もちろん、ある特定の側面においてという意味です。奇妙な人たちということでは全くありません。 なにもストックしておけない! 調査地で暮らし始めてしばらくすると、村の人たちが私の存在に慣れてきました。すると、なんだか大変なことになってきました。たとえば、夕方になるとしょっちゅう村の人