タグヘッダの最初の3バイトは常にID3となるため、 この値を確認すればId3v2形式かどうかを見極めることが可能となります。 ID3である場合、現在ヘッダの先頭を指しているポインタをサイズ分を加算すれば、 ポインタはMP3データを指すことになりますから、事実上このヘッダを解析するだけで、 Id3v2のMP3を再生することができてしまいます。 ただし、サイズの格納方法は少々複雑になっているため、 1つの例を挙げて先に考えておきたいと思います。 10000011 これは0x83という値を2進数で記したものですが、タグサイズにおける各1バイトには、 最上位ビットが常に0でなければならないという決まりがありました。 仮にタグサイズが0x83だった場合、上記のように最上位ビットが1であってはなりませんから、 次のように1ビット次のバイトへ移行して格納されることになっています。 00000001 00