決算書を読む 経営陣が決算書を読めない 非上場企業で『決算書』が利用されるケースとしては、税務申告や銀行の借入などの外部からの求めに応じて提出が迫られる場合のみで、決算書(年次・月次)を基に取締役会や経営会議で経営戦略等を考えたり、予算実績比較を行なうことなどはあまり行なわれていません。これらが行なわれていない理由として、一番大きいのが『経営陣が決算書を読めない』ということが挙げられます。当然、経営陣が読めないものが会議の資料として利用されるわけもなく、税務申告が終われば決算書は経理部の奥の棚に仕舞い込まれ、銀行の借入でもしないかぎり、だれの目にもふれることなく埃が被ったままの状態というケースが多々あります。 客観的数値・計数に基づいた経営管理 本来『決算書』は、企業活動の結果としての重要な客観的な数値がまとめられているもので、会社経営には不可欠なものといえます。同族会社(経営者≒株主)の