「速読」と言っても、様々な方法があります。 目の動きを鍛える、複数行同時に読む、右脳的に読む。 これらはいずれも、方法論が異なりますが、「速読」というカテゴリに入るものですね。 なので、単に速読と言ったところで、すべてをひとくくりにして説明することはできないのですが、今回は、いわゆる「速く読む=1分間に何語読めたか」という前提で、ちょっと面白い研究結果をご紹介します。 なお、速読を否定するものではありませんので、あくまでも一つの判断基準としていただければ嬉しいです。 速度が上がれば上がるほど理解度が低下する実は、二人の心理学者によると、 「一般的に速度が上がるほど理解度はそれに反比例して低下する」 という研究結果が出ています。 二人というのは、 カナダ・ビクトリア大学のマイケル・マーソン教授と、カリフォルニア大学サンディエゴ校のキース・レイナー教授。 マーソン教授の実験はこのようなもの。