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進化と書評に関するobsvのブックマーク (28)

  • 書評 「ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?~進化の仕組みを基礎から学ぶ~ (光文社新書) 作者:河田 雅圭光文社Amazon 書は進化生物学者河田雅圭による進化の一般向けの解説書になる.河田は新進気鋭の学者であった1990年に「はじめての進化論」を書いている.当時は行動生態学が日に導入された直後であり,新しい学問を世に知らしめようという意欲にあふれ,かつコンパクトにまとまった良い入門書だった.そして東北大学を定年退官して執筆時間がとれるようになり,その後の30年以上の学問の進展を踏まえ,改めて一般向けの進化の解説書を書いたということになる.ダーウィンの議論の今日的当否を問うような印象の題名だが,それは書の極く一部の内容で,基的にはいくつかの誤解が生じやすいトピックを扱いつつ進化とは何かを解説する書物になっている. 第1章 進化とは何か 1.1 そもそも進化とはなんだろうか? 第1章第

    書評 「ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 書評 「広がる! 進化心理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    広がる! 進化心理学 朝倉書店Amazon 進化心理学は基的にヒトの行動や心理を進化的な視点から理解しようとする試みであり,極めて学際的な営みになる.書はそのような進化心理学の周辺分野の専門家たち(その多くは同時に進化心理学者でもある)による進化心理学が周辺分野に与えてきた影響,あるいはその親和性を解説する一冊になる.編者は小田亮と大坪庸介. 冒頭の「まえがき」は「なぜ書店の『心理学』の棚には『進化心理学』というコーナーがないのか」という面白い掴みから始まっている.基的に新しい分野でまだ認知度がなく,そういう書名のが少ないからだと思われるが,ここでは,進化心理学は他の○○心理学と異なり,○○にあたる内容を研究するのではなく,進化はその視座を表しているからだと説明されている.つまり進化心理学は認知科学,社会心理学,発達心理学のような内容による区分に横串を通すような分野であり,そのよう

    書評 「広がる! 進化心理学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • われわれは運動をするために進化してきたわけではない──『運動の神話』 - 基本読書

    運動の神話 上 作者:ダニエル E リーバーマン早川書房Amazonこの『運動の神話』は、『人体600万年史 科学が明かす進化・健康・疾病』などの著作や、身体活動に関する研究で知られる人類学者ダニエル・E・リーバーマンによる、運動についてのノンフィクションである。書名に「運動の神話」とついているのは、書が運動にまつわる神話とその実態を紐解いていくだからだ。 たとえば、運動の神話のひとつに「私たちは運動をしたがって当然だ」というものがある。われわれはもともと狩猟採集民で、日頃ずっと歩いたり走ったりと身体活動が活発な状態にあったわけだから、体を動かすのが当然なのだと。そうやって運動を推奨し、運動は薬だ、老化と死期を遅らせる魔法の薬だ、と吹聴しつづける人たちもいるが、著者はそうした人たちのことを”エクサシスト”(exercist)と呼んでいる。 運動なんてしたくなくて当然だ 実際のわれわれは

    われわれは運動をするために進化してきたわけではない──『運動の神話』 - 基本読書
  • 友好的なのが何より大事 『ヒトは〈家畜化〉して進化した──私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか』 - HONZ

    ヒトの進化において「協力的なコミュニケーション」が大きな鍵を握ったであろうことは、たびたび指摘されるところである。人がひとりでできることは限られている。単独で野生動物を狩ろうとしても、得られるのはせいぜいウサギくらいだろう。しかし、ほかの人と協力すれば、わたしたちはシカだって野牛だって狩ることができる。また、ほかの人と情報交換すれば、わたしたちは新たな技術などについて伝えあうことができる。というように、その進化史において、協力的なコミュニケーションはヒトに多大なメリットをもたらしたと考えられる。 しかしそれならば、次のような問いがさらに生じても不思議ではないだろう。ヒトはどうやって協力的なコミュニケーションを行うことができるようになったのか。 書は、その問いに対してひとつの回答を与えようとするものである。そして、書が導き出す回答は、原書のタイトル(Survival of the Fri

    友好的なのが何より大事 『ヒトは〈家畜化〉して進化した──私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか』 - HONZ
    obsv
    obsv 2022/06/27
    “協力的コミュニケーションを含むヒトのある種の認知能力は、自己家畜化のプロセスを経て生み出されたのである。”
  • 書評 「不平等の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    不平等の進化的起源: 性差と差別の進化ゲーム 作者:ケイリン・オコナー大月書店Amazon 書は,科学哲学者でありかつ進化ゲーム理論家であるケイリン・オコナーによる進化ゲームの均衡解として(差別的偏見がなかったとしても)社会的カテゴリー間の不平等をもたらす慣習や規範が創発しうることを丁寧に論じたである.社会的カテゴリーとしては特にジェンダーが大きく取り上げられているが,人種や宗教などにも当てはまる議論になっている.原題は「The Origins of Unfairness: Social Categories and Cultural Evolution」. 序章で各章の概略と文化進化の簡単な解説(文化進化の存在は書において進化ゲームを用いる基礎的な前提になる)をおいた後に論に入る. 第1部 社会的強調による不平等の進化 第1章 ジェンダー,協調問題,協調ゲーム 最初のジェンダーと

    書評 「不平等の進化的起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 読書記録:『現実的な左翼に進化する』 - ルジャンドルの読書記録

    このを読みました。 現実的な左翼に進化する 進化論の現在 (シリーズ「進化論の現在」) 作者:ピーター・シンガー 発売日: 2003/02/24 メディア: 単行(ソフトカバー) こちら↓の記事で紹介されていたので、読んでみました。 s-scrap.com 前回記事(『農業は人類の原罪である』)もこのも、1999年に出た「Darwinism Today(進化論の現在)」というシリーズのなかの1冊です。ダーウィンの進化論を軸にして、いろいろ考えてみようというシリーズです。日で出たのが2003年で、ちっちゃくて地味だししかたないのですが、シリーズ全部絶版です。とはいえ、上に貼ったコラムでも書かれているように、2020年の今読んでも大変意義がある内容だったと思います。 の内容の詳細や、の内容を取り巻く現代の潮流を知るには上に貼ったコラムを読めばそれで事足りますが、自分で記録にまとめな

    読書記録:『現実的な左翼に進化する』 - ルジャンドルの読書記録
  • ピーター・シンガー「現実的な左翼に進化する」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    新潮社 2003年2月25日 初版 新潮社のシリーズ「進化論の現在」の一冊。 マルクスはバクーニンが主張した、<マルクスのいう共産主義体制は結局少数者による支配体制になるだろう>を一笑にふしたが、実際はバクーニンが正しかった。バクーニンのいうように、マルクスは人間の性についてまるでわかっていなかったのである。 マルクスは人間の性を社会的諸関係の総和であるとした。この考えにしたがえば、社会的諸関係を全面的に変えることができれば、人間の性はまるで違ったものになることになる。 左派は共産主義体制の崩壊以外にも、労働組合運動の衰退という危機にも直面している。今、組合がうるさいことをいえば、工場を閉鎖して中国から輸入するぞと脅せばいいのである。先進国と中国の労働者が連帯することなどありえない。万国の労働者は今のところ団結できる見込みがまったくないのである。 左派であるとはどういうことか? それ

    ピーター・シンガー「現実的な左翼に進化する」 - jmiyazaの日記(日々平安録2)
  • 今読むべきは進化心理学ベースのビジネス書 人間の本質を描いた2冊の名著(柳瀬博一×水代優) | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]

    玉石混交と言われる「ビジネス書」の世界。良書を探す手がかりとして、著名なビジネス書の編集者に「同業者として嫉妬した」を教えてもらいます。 今回のゲストは東京工業大学で教壇に立つ柳瀬博一さん。前職の日経BP時代に『小倉昌男 経営学』『社長失格』などのロングセラーを世に送り出した編集者としても知られています。 今回柳瀬さんが紹介するのは、言わずと知れた大ヒット作と知る人ぞ知る名著。一見無関係に思えるその2冊に、ビジネスの質を突くある共通点があるとか。ブックカフェ「Hama House」を経営する水代優さんが柳瀬さんの選書の真意に迫ります。 プロフィール 柳瀬博一さん(やなせ・ひろいち) 東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。新卒で日経マグロウヒル社(現・日経BP社)に入社し、出版局にて『小倉昌男 経営学』『アー・ユー・ハッピー?』『養老孟司のデジタル昆虫図鑑』など書籍の編集を行う。20

    今読むべきは進化心理学ベースのビジネス書 人間の本質を描いた2冊の名著(柳瀬博一×水代優) | 朝日新聞デジタルマガジン&[and]
  • 『進化とは何か? ドーキンス博士の特別講義』 - HONZ

    最良の進化論入門書 あなたはどうしてこのを手にとったのだろうか。進化についての興味からだろうか。それとも、リチャード・ドーキンスというスター科学者にたいする関心からだろうか。あるいは、すでに熱心な愛読者であるために手にとるのも当然のことだったかもしれない。 どちらにせよ、あなたは最高の一冊を選びとった。書は現在望みうる最良の進化論入門書であり、またサイエンス入門書である。なにしろ、マイケル・ファラデーの不朽の名著 『ロウソクの科学』を生んだ英国王立研究所のクリスマス・レクチャーに、稀代の科学者・ 科学啓蒙家であるドーキンスが挑んだドキュメントなのだ。聴衆の子供たちを夢中にさせたにちがいない刺激的な連続講義は、まさしく現代版『ロウソクの科学』と呼ぶにふさわしい。 また、高度な内容を易しく面白く伝えるテクニックは、専門家にとっても学ぶところか

    『進化とは何か? ドーキンス博士の特別講義』 - HONZ
  • リチャード・ドーキンスの本、どれを読む?|著者案内|文系の自然科学本の書棚

    劇的な喩え、豊富な事例、読者を説き伏せる力強い筆致で、進化は事実であると説く。世界的に著名なダーウィニズムの語り手 リチャード・ドーキンス(Richard Dawkins)は、進化論の語り手として、科学啓蒙家として、一般にもよく知られている生物学者。世界的なベストセラー『利己的な遺伝子』の著者としても有名だ。 「われわれは生存機械である」。「一つの生存機械はたった一個のではなくて何十万もの遺伝子を含んだ一つの乗り物[ヴィークル]である」 上記は、『利己的な遺伝子』からの引用だが、この有名な表現のみならず、いくつもの劇的な表現を導入し、さまざまな事例を挙げ、論理的に、進化は事実であると説いているのが、リチャード・ドーキンスのだ。 ドーキンスのでは、たとえば、つぎのようなことが語られている。 地球上のすべての生物は、たった一つの祖先に由来する。そのたった一つのシンプルだった祖先が、地質学的

  • ハーバート・A・サイモン『人間活動における理性』アンチョコ - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    はじめに 数日前に、サイモン『人間活動における理性』の海賊訳を公開したら結構みんな喜んでくれて幸甚。 cruel.hatenablog.com が、これを実際に読んでくれた人でも、結構苦労しているらしい。 note.com でてくる用語として、馴染みのないものが結構ある、というのがつまづく原因となっているみたいだ。扱っている範囲が野放図に広くて、経済学の効用理論の話が認知心理学みたいな話に逸れつつ、そこから進化論の話に入って、それが制度論だのメディア論だのに飛び火して、という代物だから仕方ないといえば仕方ない。 が、実際にでている話はそんな面倒なことではない。馴染みのない用語の大半は、無視していいものばかり。ゲーデルとか、アリストテレスとかね。 そういうのはただの、インテリの符牒だから気にしなくていい。「アリストテレス云々」というのは、古来の正統派学問の伝統でずっと、という意味でしかない。

    ハーバート・A・サイモン『人間活動における理性』アンチョコ - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 『ピダハン』の著者による、言語獲得&形成の進化史──『言語の起源 人類の最も偉大な発明』 - HONZ

    言語はいつ生まれたのか。 この問いに何万何千年前のある瞬間──というわかりやすい答えがあるわけではない。そのうえ、音声記録など残っているはずもないから、遺跡や痕跡からその地点を確定させることも難しい。いまだに、人類史のどのタイミングで言語が生まれたのか、そこではどのような言語を使ったのか、様々な説があり、確かにこうだ! といえることはあまり多くはない。 ただ、人体の構造や残された痕跡から、ある程度の推測をすることができる。書は、特殊な言語を持つ少数部族である「ピダハン」への研究を行った成果をまとめた『ピダハン―― 「言語能」を超える文化と世界観』(みすず書房)で日でも名が(一部で)知られるようになった、ダニエル・L・エヴェレットによる、「人間がいかに言語を発明したのか」、そして、一度発明された言語がどのように変化していったのか、その進化史を明らかにしていく物語である。 『ピダハン』で

    『ピダハン』の著者による、言語獲得&形成の進化史──『言語の起源 人類の最も偉大な発明』 - HONZ
  • 書評『社会はなぜ左と右にわかれるのか』 : ダーウィニズムの万能塩m9(`・ω・´)(仮)

    原題は「正義心(The Righteous Mind)」これは単なる普遍的な正義の心ではなく「偏狭な正義感」も含意する。

    書評『社会はなぜ左と右にわかれるのか』 : ダーウィニズムの万能塩m9(`・ω・´)(仮)
    obsv
    obsv 2020/08/01
    “ハイトは、宗教が適応でマルチレベル選択を受けたと主張するが、そうでない説明も可能である。しかしその件について彼はほとんど関心がない。”
  • スコット・ジェイムズ『進化倫理学入門』 - Repeat The Ending

    専門が「価値論、道徳心理学、進化論」*1の哲学教授による進化と倫理学が交錯する分野の入門書。 同じ領域を扱っているが最近日でもいくつか出ており、道徳の生得論争や生物の互恵性については『モラルサイコロジー』や『自然主義入門』が、10~12章の道徳的実在論争については『メタ倫理学入門』がそれぞれ書の理解の助けとなった。さらに知りたい方はそれらのにすすんでみることをすすめる。 さて進化と倫理の組み合わせといえば非自然科学方面の一部ではあまり評判がよくない。その理由としてよくあるのは ・一度やって失敗してる。 ・価値(規範)と事実には隔たりがある。 ・道徳は文化によって多様だ(例:ある地域では通過儀礼で少年たちは近隣の村の無実の村人の首を切ることが要求される)。 などなど。また、これらの合わせ技で主張されることもある。 上で紹介したでも記述的な探求の規範倫理学への短絡的な適用については警

    スコット・ジェイムズ『進化倫理学入門』 - Repeat The Ending
  •  「道徳性の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    道徳性の起源: ボノボが教えてくれること 作者: フランスドゥ・ヴァール,Frans de Waal,柴田裕之出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2014/11/28メディア: 単行この商品を含むブログ (7件) を見る 書はオランダ出身の著名な霊長類学者フランス・ドゥ・ヴァールによる霊長類特にボノボに見られる向社会性を解説し,そしてそこからヒトの道徳と宗教についての思いを語るという,科学書であり,かつ大家のエッセイのような趣もあるである.原題は「The Bonobo and the Athiest: In Search of Humanism Among the Primates」.邦題は書の内容の一部を示しているだけでややミスリーディングな印象である. ドゥ・ヴァールは大変著名なチンパンジーやボノボの研究者であり,その生態や行動を詳しく紹介する「政治をするサル」や「ボノボ

     「道徳性の起源」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    obsv
    obsv 2020/07/21
    “様々な観察例は面白いものの,理論的な部分では行動生態学への初歩的な誤解が目に付き,なかなか読むのがつらいところもある”
  • 書評 「進化倫理学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化倫理学入門 作者:スコット・ジェイムズ名古屋大学出版会Amazon 書は道徳哲学者スコット・ジェイムズによる進化的な考え方を取り入れた道徳についての解説書になる.大きく2部構成になっており,第1部ではヒトに道徳があるのは進化的にどう説明されるのか,道徳はどのように実装されているかについての道徳心理学が扱われ,第2部では第1部の議論を前提にした上で道徳哲学,特に規範倫理学とメタ倫理学の議論が展開されている.原題は「An Introduction to Evolutionary Ethics」. 序章 序章ではE. O. ウィルソンが巻き起こした社会生物学論争に簡単に触れながら,道徳と生物学の関わりが整理されている.これは議論が混乱しやすいので最初に扱っているのだろう.ジェイムズは生物学と道徳の関連についてキッチャーによる以下の整理を紹介している. ヒトの道徳心理がなぜあるのかについての

    書評 「進化倫理学入門」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    obsv
    obsv 2020/07/20
    “「(進化的)事実から価値が導けるか」という問題は様々なところで目にするが,本書は非常に詳しく扱っている.ここでは哲学的な議論の進め方が大変面白い.”
  • サピエンスの21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」が支配する時代になる──心(Mind)のわけ(Reason)を解き明かす進化心理学とは何か?:これからの時代を切り拓く|EvoPsy

    サピエンスの21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」が支配する時代になる──心(Mind)のわけ(Reason)を解き明かす進化心理学とは何か?:これからの時代を切り拓く50の思考道具 “純粋な哲学は、目的も歴史も壮大だが、はるか昔に人間の存在についての根的な問題への解答を放棄している。じつは問うこと自体が、評判を傷つける。(進化論の出現以降)それは哲学者にとって、いわば見た者を石に変えるというあの怪物ゴルゴンとなったのだ。” ー E.O.ウィルソン “ オレたちはみんなドブの中にいる。   でもそこから星を眺めている奴らだっているんだ。” ───オスカー=ワイルド *  *  * サピエンスにとっての21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」の時代になる──目次: # サピエンスにとっての21世紀は「進化心理学/Evolut

    サピエンスの21世紀は「進化心理学/Evolutionary psychology」が支配する時代になる──心(Mind)のわけ(Reason)を解き明かす進化心理学とは何か?:これからの時代を切り拓く|EvoPsy
  • 世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)

    経済的独立すなわち自由は、世の中の仕組みを正しく理解し、最適な人生の戦略をデザインすることで、もっとも確実に達成できる。 世の中(世界)はどんな仕組みで動いているのだろう。そのなかで私たちは、どのように自分や家族の人生を設計(デザイン)していけばいいのだろうか。経済、社会から国際問題、自己啓発まで、さまざまな視点から「いまをいかに生きるか」を考えていきます。質問も随時受け付けます。 橘 玲の最新刊『幸福の「資」論 あたなの未来を決める「3つの資」と「8つの人生パターン」』好評発売中! 「幸福な人生」を送るために幸福を定義すると基盤となるのは3つの資。その組み合わせで8つの人生パターンが考えられる。あなたが目指すべきはどの人生パターンか? ダイヤモンド社から発売中!(1,650円 税込) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【DIAMOND PREMIU

    世の中の仕組みと人生のデザイン l 橘 玲 | DPM(ダイヤモンド・プレミアム・メールマガジン)
  • 書評 「利己的遺伝子の小革命」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    利己的遺伝子の小革命:1970-90年代 日生態学事情 作者:岸 由二出版社/メーカー: 八坂書房発売日: 2019/11/09メディア: 単行 書は生態学者で「利己的な遺伝子」の翻訳で知られる岸由二による一冊.岸はそれまでイデオロギーが幅を利かせ,(集団遺伝学を全く無視し)ルイセンコや今西進化論が跋扈していた日の生態学界において社会生物学,行動生態学を最も初期に受容していた1人になる.そして岸は受容の時代に社会生物学や行動生態学について様々な解説を書き,受容に大きな役割を果たしたが,一方でイデオロギー的な攻撃を受け,90年代に生態学から撤退し都市自然環境再生の仕事に進んでいる.書は書き下ろしの回顧録ではなく,当時発表された様々な解説や論文を集めたものになっている. 構成としては社会生物学や行動生態学の紹介解説,今西進化論について,受容後の学説史的総説,関連書籍の書評 岸自身が書

    書評 「利己的遺伝子の小革命」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    obsv
    obsv 2020/01/29
    “左派的な生態学者はイデオロギー的に弁証法的全体論を支持し,そうでない生態学者もナショナリズム的な今西進化論応援の「空気」の中で表だって批判しにくい土壌があった”
  •  「モラル・トライブズ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    モラル・トライブズ――共存の道徳哲学へ(上) 作者: ジョシュア・D.グリーン,竹田円出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/08/28メディア: 単行この商品を含むブログ (11件) を見るモラル・トライブズ――共存の道徳哲学へ(下) 作者: ジョシュア・D.グリーン,竹田円出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2015/08/28メディア: 単行この商品を含むブログ (8件) を見る 書は脳科学的な手法も取り込んで道徳を考察している道徳哲学者ジョシュア・グリーンによる道徳に関するだ.非常に広い視点から道徳を論じていて,「そもそも道徳とは何か,何故ヒトにあるのか」という部分は進化生物学的にも興味深いところだし,「どう実装されているのか」にも踏み込み,さらに道徳哲学者らしく「どうあるべきか」まで論じていて非常に広い.前半の論点はハウザーたちの進化心理的な道徳のとらえ方を踏ま

     「モラル・トライブズ」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    obsv
    obsv 2020/01/21
    “道徳とは何なのか.それは西洋哲学が何世代もかけて追究してきた独立した抽象的な真理ではない.道徳哲学は心理学と生物学の氷山の一角として理解すべきものになる.”