健康診断では「血糖値は正常」と言われたのに、知らないうちに体中の大事な血管が痛めつけられ、突然死やがん、認知症まで招いてしまう――。そんな恐ろしい「血糖値の異常」がいま日本人に蔓延しているという事実が、最新研究によって明らかになってきました。名付けて“血糖値スパイク”(食後高血糖)。その知られざる実態と、超簡単な撃退法を大特集! 健康診断では見つかりにくい「血糖値の異常」 「血糖値」とは血液中を流れる糖分の量を示すもので、一般的な健康診断の検査項目にも入っています。これが一定値より高い状態が続くと「糖尿病」と診断されます。 ところが最近の研究で、糖尿病ではない人の中に、「普段は正常だが、“食後の短時間だけ”血糖値が急上昇する」という現象が起きていることがわかってきました。それこそが、今回取り上げた「血糖値スパイク」。番組の調査では、健康診断で正常と言われていた働き盛りの世代65人のうち、2