東京大学新聞社では9月30日の東大総長選考(以下、総長選考)意向投票に先立ち、インターネット上でアンケートを実施した。教員による投票が直前に迫る中、この記事では主に総長選考の過程に関する質問への回答結果を分析する。回答者の77.2%が総長選考の過程を「全く透明ではない」「あまり透明ではない」と評価するなど、総長選考の透明性に対する東大関係者の意見が見えてきた。 (構成・中野快紀) ※東大総長就任を希望する候補者や東大総長に求める改革、意向投票の投票権拡大の是非、その他総長選考に関する意見などについては、後日分析記事を公開。また、この記事で扱ったテーマについても、後日詳報予定。 70.7%が関心持つ一方、過程の認知度は37.5% 本アンケートは9月27~29日にインターネット上で実施し、合計で1068件の回答が集まった。回答者の属性は東大の学部生が37.9%、東大の大学院生が16.7%と東大