カリスマ講師や東大生(卒)直伝だけが全てじゃない! 日々受験生を指導する某予備校の現役教務職員が、第一志望の大学に合格するために必要な情報を、余すことなく語ります。受験生だけでなく、高1・高2生や保護者の方にもお読みいたければと思います(受験生の方々の、受験勉強を通じての人間的な成長への願いを竹林でイメージしています)。 受験校の決め方 志望する学部・学科が決まった上で大学を選ぶ場合、普通は「ここにはぜひ行きたい」と思える大学に注目することになりますので、言わば「大学選び=志望校選び」であり、「志望校=上位志望校(第1~第3志望校)」だという暗黙の了解があります。ただ、たとえ上位志望校は決まっても、希望すれば必ず入れるわけではない以上、上位志望校のみ受験するというわけにはいきません。そこで、上位志望校をふまえた上で、中位以下の併願校まで含めた最終的な受験校をどう選び、どう組み合わせればいい
出願大学は一般に3段階で考える。 ■できれば入りたい希望大学 模擬試験の判定はDまたはE 自分の偏差値との差が5~10程度の大学(2校程度) ■実力に見合う大学 模擬試験の判定がB以上 自分の偏差値との差が2ポイント程度の大学(2校程度) ■滑り止め大学 模擬試験の判定がA (1校) 自分の偏差値より5ポイント程度低い大学 例 ・早稲田大 教育学部(予備校の判定はD) ・法政大 文学部(予備校の判定はB) ・文教大 文学部(予備校の判定はA) すでに予備校が実施している模擬試験のデータを十分利用して出願する。それぞれの予備校によっても精度や偏差値が異なるので、できれば複数の予備校の模擬試験を判定の基準にしたい。 何校ぐらい受験するべきか 私の知る限りで最大、18校を受験した者がいたが、肉体精神共にぼろぼろになっていたようだ。これはだれが見ても受けすぎ。一般的に7~8校受験する生徒が多いが、
併願大は、子どもの学力に合わせて、難易度の異なる大学を複数校選ぶのが一般的。入試日程なども考慮し、最終的には3~4校程度に絞り込むご家庭が多いようです。 最低でも「実力相応校」、「挑戦校」、「安全校」を各1校ずつおさえておくと安心です。 実力相応校(模試の判定B~C)の偏差値を基準に、 挑戦校…実力相応校の偏差値+3~5(模試の判定C~D) 安全校…実力相応校の偏差値-3~5(模試の判定A~B) が一つのめやすになります。 「浪人したくないから、たくさんの大学を受けておきたい」と希望する子もいますが、併願大を安易に増やせば受験費用もその分かかります。また、各大学の傾向を踏まえた対策をする時間や、体力・精神力の消耗を考えると、やみくもに受験するのではなく、本当に行きたい大学を絞り込みしっかり対策をする方がよいでしょう。
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