はじめに S2Iは、アプリケーションのソースコードからDockerイメージを生成するためのフレームワークで、OpenShift v3のコンポーネントの一つとして、組み込まれていています。OpenShift v3では、面倒なJSONファイルを書かなくても、oc new-app <GIT_REPO>コマンドを実行するだけで、Dockerイメージを生成し、アプリケーション(Dockerコンテナ)をデプロイすることができるのですが、そのプロセスの中心は主にS2Iです。本エントリーでは、そのS2Iのビルドフローを追って、理解を深めようと思います。 基本用語 S2I(Source to Image) S2I(Source to Image)は、アプリケーションソースコードをinputにし、アプリケーションのビルドと実行環境をアセンブルして、新しいDockerイメージを生成するためのフレームワークです。